朝日航洋ベル412(回転翼航空機)の重大インシデント[つり下げ輸送中における物件の落下](群馬県桐生市付近上空、高度約1,150ft、令和3年12月22日発生)

2025-08-28 運輸安全委員会

朝日航洋ベル412(回転翼航空機)の重大インシデント[つり下げ輸送中における物件の落下](群馬県桐生市付近上空、高度約1,150ft、令和3年12月22日発生)

<関連情報>

 

概要
朝日航洋株式会社所属ベル式412型JA9584は、令和3年12月22日(水)、群馬県桐生市の山林上空を飛行中、機外につり下げたバケット内の生コンクリートを落下させた。

原因
本重大インシデントは、同機が生コンを搭載したバケットをつり下げて飛行中、意図せず扉が開いたため、バケット内の生コンが落下したものと認められる。
意図せず扉が開いたことについては、ソレノイドバルブの排気経路が異物により一時的に閉塞した状態で、バルブ内の制御用炭酸ガスが排気経路側にリークしたことにより、排気経路内と給気経路内の内圧が上昇し、エアオペレートバルブのスプールが切り替わり、扉が開いた可能性が考えられるが、特定することはできなかった。

 

0300航空・宇宙一般
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