2025-08-28 運輸安全委員会
 ヒラタ学園 テキストロン・アビエーションG58[胴体着陸による機体損傷](神戸空港、令和6年5月31日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2025/08/スクリーンショット-2025-08-28-145918.png)
<関連情報>
- https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2389
- https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/AA2025-7-3-JA212H.pdf
概要
学校法人ヒラタ学園所属テキストロン・アビエーション式G58型JA212Hは、令和6年5月31日(金)、計器飛行証明取得に向けた訓練中、神戸空港の滑走路09に着陸した際に胴体着陸となり、機体を損傷した。
同機には、機長ほか2名の訓練生の計3名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。
原因
本事故は、同機が、訓練飛行中に連続離着陸中の復行に伴い着陸装置が上げられた後、着陸装置を下ろした状態で飛行することになっていた周回経路を経由して同滑走路に着陸する際に、着陸装置が下りていなかったため、胴体着陸となり、機体を損傷したものと認められる。
着陸装置が下りていなかったことについては、訓練生Aによる着陸装置の確認を含むNORMAL LANDING チェックリストの実施がなされず、更に機長による訓練生のチェックリストの実施状況の確認及び機長自身によるNORMAL LANDING チェックリストの項目の確認がなされなかったため、両者とも着陸装置が下りていないことに気付かなかったことによるものと推定される。

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