2025-05-21 ブラウン大学
PROVIDENCE, R.I. [Brown University] — Engineers from Brown University, including two undergraduate students, have developed a new imaging technique that harnesses the power of quantum entanglement to capture 3D images of microscopic objects.
ブラウン大学の学部生2名が、量子もつれを活用した新しい3Dホログラフィー技術「量子多波長ホログラフィー（Quantum Multi-Wavelength Holography）」を開発しました。この手法では、赤外線で対象物を照射し、量子もつれした可視光子を用いて高精度な3D画像を生成します。これにより、赤外線カメラを使用せずに赤外線イメージングが可能となり、深度情報の取得精度も向上します。
従来の位相イメージングでは、波長より深い構造を正確に測定する際に「位相ラッピング」という問題が生じていました。この課題を解決するため、研究チームはわずかに異なる2組の波長を使用し、合成波長を25倍に拡張。これにより、細胞などの生体材料の深度測定が可能となりました。この技術は、医療画像診断やナノスケール構造の非破壊検査への応用が期待されます。
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