2025-04-30 自然科学研究機構
国際研究プロジェクト「exoALMA」は、アルマ望遠鏡を用い、若い星の周囲に形成されつつある惑星系の観測により、惑星誕生の物理的メカニズムを精密に解明した。15の原始惑星系円盤で、ガスと塵の運動や構造の詳細なマッピングを実施。リングや渦構造など惑星の存在を示唆する兆候が観測された。データ処理や分子トレーサーの活用で観測精度が大幅に向上。観測成果はアストロフィジカル・ジャーナル・レターズに17編の論文として発表され、若手研究者の貢献も注目された。
15個の原始惑星系円盤における12COガス放射の高感度観測画像。溝やリング、渦巻き構造など、多様で驚くべき構造が見られることが明らかになった。Credit: Richard Teague and the exoALMA Collaboration.
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