AIによる滑らかな追尾と自然な構図取りを実現 「PTZオートフレーミング機能」搭載の4K旋回型カメラ2機種を発売

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2023-02-17 SONY

AIによる滑らかな追尾と自然な構図取りを実現 「PTZオートフレーミング機能」搭載の4K旋回型カメラ2機種を発売

『SRG-A40』
4K対応・光学20倍/超解像30倍ズーム

『SRG-A12』4K対応・光学12倍ズーム

『SRG-A12』
4K対応・光学12倍ズーム

ソニーは、カメラ本体に内蔵するAIの活用により自動撮影の進化を実現した4K対応の旋回型カメラ『SRG-A40』と『SRG-A12』の2機種を発売します。両機は、リモートコントロールによるパン・チルト・ズームのカメラワークが可能なことに加え、新たに「PTZオートフレーミング機能」をカメラ本体内に搭載しています。
「PTZオートフレーミング機能」は、AIの活用によって狙った被写体(人物)を自動で追尾し、被写体の動きに合わせて構図まで調整しながらカメラが自動旋回します。これにより、カメラを操作するオペレーターが不在であったり、カメラ操作に慣れていないオペレーターでも、カメラ自体が被写体を捉え続けながら自然な構図で映像を撮影します。

商品名 型名 発売日 価格
PTZオートフレーミングカメラ 『SRG-A40』
『SRG-A12』
6月15日 オープン価格
  • * 「PTZオートフレーミング機能」の紹介動画は、こちらにて視聴可能です。

『SRG-A40』『SRG-A12』は1/2.5型 4K CMOSイメージセンサーExmor R(エクスモアアール)を搭載し、4Kで最大30fps※1、フルHDで60fps撮影に対応し、高解像の映像撮影を実現します。
『SRG-A40』は光学20倍ズームに加え、ソニー独自の画像処理技術で解像感を保ったままズーミングが可能な全画素超解像ズームにより、4Kで最大30倍※2まで撮影が可能です。
両機はテレコンバートモードに対応し、『SRG-A40』は80倍、『SRG-A12』は24倍まで対応します※3。これにより、広いホールや講義室でも、全体の俯瞰映像から被写体のクローズアップまで1台で撮影することができます。また、予め登録したカメラの向きやズーム情報を呼び出すプリセット機能を備え、迅速な操作で効率的な運用が可能です。
近年、教育、ビジネス、医療などさまざまな分野においてリモートコミュニケーションのニーズが急速に拡大しています。例えば、大学教育では、リアルな対面講義とオンライン講義を同時に行うハイフレックス型※4講義が主流になりつつあります。企業においては、ビデオ会議やウェビナー(オンラインセミナー)形式が多く用いられています。医療分野においてはリモート診療の導入が加速しています。そして映像制作分野では、撮影現場の効率化やリモート制作が進み、多様な分野において高品位な映像をかんたんに撮影したいというニーズが高まっています。
ソニーは、AIによる解析を用いてかんたんに高品位な映像撮影を実現する『SRG-A40』『SRG-A12』 の発売を機に、教育や医療、企業に加え、ライブイベントなどのエンタテインメント映像制作分野へと映像表現の可能性を広げていきます。そして、両機によって自動撮影の新境地を切り開きます。

  • ※1 QFHD (3840×2160)。
  • ※2 HD撮影の場合は40倍まで対応。『SRG-A12』 は光学12倍ズーム対応。
  • ※3 両機ともに本体がフルHD撮影(1920×1080)の時のみ対応。
  • ※4 Hybrid-Flexible(ハイブリッド・フレキシブル)型の略。対面・オンラインで自由に受講方法を選択できる形式。

『SRG-A40』『SRG-A12』の主な特長

1. AIを活用した「PTZオートフレーミング機能」

AI Processing Unit

AIを活用した「PTZオートフレーミング機能」

本機は、AIを活用し、被写体を自動追尾する「PTZオートフレーミング機能」をカメラ本体に内蔵します。被写体(人物)の動きに合わせてカメラが自動で追尾するだけでなく、自然な画角を自動で調整し撮影を行うことができます。軽いお辞儀など被写体の微細な動きでも、自然なカメラワークを実現します。
さらに、被写体のクローズアップや上半身、全身の3つのアングルから画角を選択したうえで、構図を微調整することも可能です。自動起動設定をオンにすることで、カメラの電源を入れると同時に「PTZオートフレーミング」を自動的に開始することができます。「PTZオートフレーミング機能」の開始や停止は、付属の赤外線リモコンからボタン一つで制御できるので、カメラ操作に慣れていない方でも自動撮影が容易に行えます。また、骨格検出、頭部位置検出、特徴マッチングなど複数の認識技術を組み合わせることで、マスクをしている被写体の追尾をはじめ、精度の高い自動追尾を実現しています。タリーランプの点灯によって、被写体はPTZオートフレーミングが実行中であることを確認することができます。
AIアナリティクスを活用した「PTZオートフレーミング機能」を新たに追加することで、本機は撮影オペレーションの効率化に貢献します。

2. 優れた画質性能

優れた画質性能

暗所でも高感度・低ノイズでの撮影が可能な4K対応裏面照射型CMOSイメージセンサー Exmor R(エクスモアアール) を搭載し、人物の表情や講義での板書文字などを4Kならではの高精細映像をとらえることができます。また、フルHD撮影時も4Kからのオーバーサンプリングにより高品位な映像の撮影が可能です。
『SRG-A40』は超解像ズーム使用時にフルHD解像度で40倍、4K解像度で30倍の高倍率ズーム※2が可能で、ホールの後方からでも演者の表情をしっかりととらえることができます。

3. 高い接続性と優れた設置性

3G-SDIおよびHDMI接続に対応し、離れた場所でのモニタリングや映像収録などさまざまなシステムに対応します。 また、NDI | HX※5にも対応しており、スイッチャーやメディアサーバーなどネットワーク上のNDI対応機器と接続することが可能です。VISCA/VISCA over IP のほかCGIにも対応し、外部コマンドによるカメラのリモート制御も可能です。さらに、 PoE++(Power over Ethernet Plus Plus)規格対応のネットワーク機器に接続することで、LANケーブルでの給電にも対応します。
また、Virtual Webcam Driverのソフトウェアを介することで本機を最大 5 台まで同時にネットワーク接続し、リモート会議などにおいて、高品質な画質で配信することができます。
設置に関しても柔軟性が高く、ワイド端では水平画角約70°の広角撮影が可能なため、小会議室における卓上設置や天井設置など幅広い環境に対応します。小会議室から大講義室やホールまで、さまざまなシーンで自由度の高い設置ができます。

  • ※5 NDIは、Vizrtグループの登録商標です。NDI | HXは、NewTek, Inc.の技術です。 Vizrtグループ からNDI | HX Upgradeライセンスの購入が必要になります。

4. 効率的なワークフローを実現するプリセット機能

カメラの向きやズーム、フォーカスなどの情報を最大256個※6登録することができます。プリセットした情報の呼び出し時は、最大300°/秒(パン)、最大126°/秒(チルト)の速さで、カメラを向けたい場所に瞬時に照準を合わせることができます。また、旋回中に静止画を出力するPicture Freeze Preset機能を使うことで、1台でも違和感のない運用が可能です。

  • ※6 WEBブラウザ-などから操作の場合。使用するリモコンによって、使えるプリセット数は異なります。(RM-IP500:100、RM-IP10:16、赤外線リモコン:3)

主な仕様や詳細に関しては、こちらからご確認ください

SRG-Aシリーズ
『SRG-A40』
『SRG-A12』

市場推定価格(税込)

PTZオートフレーミングカメラ『SRG-A40』 421,000円前後

PTZオートフレーミングカメラ『SRG-A12』 355,000円前後

  • ※ 「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。
    なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます。
  • ※ REA-C1000向けライセンスREA-L0200(リモートカメラ自動追尾)はREA-C1000ファームウェアアップデート(2023年中)により、「PTZオートフレーミング機能」が使用可能になる予定です。対応カメラについては別途ホームページ等で案内予定です。
  • ※ 「ソニー」および「Sony」、並びにこのプレスリリース上で使用される商品名、サービス名およびロゴマークは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。その他の商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。

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