建物を考慮した詳細な放射性物質の拡散計算に基づく線量評価を初めて実現
個々の建物の影響を受けた風の流れを考慮した高分解能大気拡散計算(LOHDIM-LES)と建物の遮蔽効果を考慮した線量率評価(SIBYL)および都市大気拡散の高速計算が可能な計算コード(CityLBM)を統合した局所域高分解能大気拡散・線量評価システム「LHADDAS」を開発し、無償公開します。原子力施設の安全審査における風洞実験に代わる現実的な評価、原子力事故時の施設内外作業員の被ばく線量評価、都市域での放射性物質拡散テロ対応など、幅広い活用が期待されます。