2022-02-25

元素間の混ざり方の違いを利用して新しい結晶構造の安定化に成功~未踏の高機能材料開発への貢献に期待~ 0501セラミックス及び無機化学製品

元素間の混ざり方の違いを利用して新しい結晶構造の安定化に成功~未踏の高機能材料開発への貢献に期待~

元素間に固有の相溶性(固体状態での混ざり方)を駆動力として前例のないZ3型構造の安定化に成功しました。熱力学的にL12相のみ形成可能なFePd3合金に対して、Feとは固溶できないがPdとは固溶可能なInを微量導入することで、Z3型Fe(Pd,In)3構造が安定に形成することを発見しました。
グラフェン原子層にカルシウム原子を挿れると特異な超伝導が発現 1700応用理学一般

グラフェン原子層にカルシウム原子を挿れると特異な超伝導が発現

シリコンカーバイド(SiC)半導体結晶基板上に作られた、単一原子層グラフェンの下にカルシウム(Ca)原子が入り込むことで超伝導が発現することを発見し、そのメカニズムを明らかにした。観測された超伝導の性質が従来想定されていたモデルでは説明できない特異なもので、非従来型超伝導で予想される電子状態が関与している可能性がある。
無機物のみで形成された液晶デバイスの開発~ボロフェン類似物質からなる高温駆動が可能な液晶を発見~ 0501セラミックス及び無機化学製品

無機物のみで形成された液晶デバイスの開発~ボロフェン類似物質からなる高温駆動が可能な液晶を発見~

ボロフェンに類似した、ホウ素の単原子層からなる新物質(ボロフェン類似物質)が液晶材料となることを発見し、高温で駆動できる光学デバイスになることを実証した。有機液晶にはない高い熱安定性を実現。フレキシブルな無機物を用いた熱耐性光学デバイスを実証。
深層学習で乱流の隠れた構造に迫る~太陽とプラズマの乱流研究に新たな展開~ 1702地球物理及び地球化学

深層学習で乱流の隠れた構造に迫る~太陽とプラズマの乱流研究に新たな展開~

太陽表面の観測データから観測困難な乱流構造を調べるための、新たな手法の開発に成功しました。深層学習(ディープラーニング)技術を利用し、数値シミュレーションで得られたデータと観測可能な情報をもとにして、観測が難しい情報を推定できるようになったのです。
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