水と圧力を利用した低コストの二酸化炭素回収技術(Popping the Cork on New Low-Cost Carbon Capture Method)

2025-11-13 テキサスA&M大学

テキサスA&M大学の研究チームは、炭酸ガス回収を従来より大幅に低コスト・低エネルギー化できる新手法を開発した。研究はワインの“コルク”に着想を得たもので、液体吸収材ではなく、多孔質の固体材料にCO₂を選択的に吸着させ、軽い条件変化で放出できる「スイッチング吸着」方式を採用。従来のアミン溶液法のような高温再生を必要としないため、エネルギー消費を大幅に削減できる。新材料は繰り返し利用しても性能劣化が少なく、産業排ガスや大規模発電所など多様なCO₂源での応用が期待される。また、既存プラントへの導入が容易で、コスト面でも現在のCO₂回収技術より競争力を持つとされる。研究者らは、この固体吸着型技術がネットゼロ達成に向けて重要な選択肢となりうると強調している。

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0505化学装置及び設備
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