砂漠でも育つトマト栽培技術「アイメック」で世界の食料問題に挑む【メビオール株式会社(神奈川県平塚市)】

2025-09-08 メビオール株式会社(神奈川県平塚市)

メビオール株式会社(神奈川県平塚市)は、独自開発したハイドロゲルフィルムを用いる新農法「アイメック」で、砂漠や塩害地など過酷な環境でも高糖度トマトを栽培できる技術を確立した。フィルムは水と肥料のみを通し病原菌を遮断、植物は浸透圧差で吸収しようとするため糖やアミノ酸を増産し、甘味や旨味が際立つ。糖度は通常水耕栽培の1.8倍、GABAは5倍に達するという。導入は国内約160拠点・年産4000トンに拡大し、海外では中東・アフリカ・インド、中国などで普及、国連工業開発機関(UNIDO)のサステナブル技術普及プラットフォームにも登録された。127か国で特許を取得し、収益はロイヤリティーモデルを基盤とする。新規就農者や被災地復興への活用も進み、ウクライナ支援にも参画。大阪・関西万博では展示参加し、世界の食料問題解決に資する技術として発信する予定である。

砂漠でも育つトマト栽培技術「アイメック」で世界の食料問題に挑む【メビオール株式会社(神奈川県平塚市)】アイメック農法によるトマト栽培
アイメック農法によるトマト栽培

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