2024-08-13 国土地理院
概要
8月8日16時43分頃に日向灘で発生した地震(M7.1、深さ31km(暫定値)、最大震度6弱)に伴う地殻変動を8月9日に公表しましたが、その後に蓄積された観測データ及び情報※をもとに、地殻変動情報を更新しました。また、地震発生後、宮崎県南部を中心に、地震後の余効変動と考えられる地殻変動を観測しています。(8月13日)
令和6年(2024年)8月8日に日向灘で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点及び可搬型GNSS連続観測装置(REGMOS)で観測したデータを解析した結果、電子基準点「宮崎」で東南東方向に13cmを超える変動、7cm程度の沈降となりました。
また、地震発生後、宮崎県南部を中心に、地震後の余効変動と考えられる地殻変動を観測しています。
今後も注意深く電子基準点等による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。
※電子基準点等で位置を求めるために必要なGNSS衛星の軌道情報は、観測日の2日後には精度が高い情報に更新されます。
また、観測データは24時間分を使うことで、解析結果のバラつきを、より小さく抑えることができます。
今回公表した値は、地震による地殻変動の暫定値を、上記の情報を用いて精度を高めた再解析を行うことにより更新したものです。
添付資料
- 資料1:日向灘の地震(8月8日 M7.1(暫定値))前後の観測データ(暫定)[PDF形式:1.3MB]
- 資料2:日向灘の地震(8月8日 M7.1(暫定値))後の観測データ(暫定)[PDF形式:697KB]
資料の利用方法
本資料を利用する際は、出典の記載をお願いします。
出典記載例 「出典:国土地理院」
問い合わせ先
国土交通省国土地理院
測地観測センター 地震調査官
測地観測センター 地殻監視課長