1202農芸化学 干ばつとオゾン汚染が大豆収量を減少させる仕組みを解明（How drought and ozone pollution team up to reduce soybean yield）
2025-08-27 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校イリノイ大学とUSDAの研究チームは、野外実験施設SoyFACEで大豆を対象に、オゾン濃度上昇（100ppb）と降雨量40％削減の干ばつ条件を3年間調査しました。従来、一部研究では干...
1202農芸化学 
1701物理及び化学 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が「宇宙の蝶」の謎を解明（James Webb Space Telescope reveals cosmic butterfly’s secrets）
2025-08-27 英国研究イノベーション機構（UKRI）ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡（JWST）は、中間赤外線装置MIRIを用い、飛蝗座にある惑星状星雲「バタフライ星雲（NGC6302）」の中心部を初めて詳細に観測しました。厚い塵に隠...
1204農業及び蚕糸 農業の前駆的形態を発見(Discovery of a precursor to agriculture)
2025-08-25 マックス・プランク研究所マックス・プランク人口研究所は、1939～2000年生まれの世代を対象に6種類の予測手法で平均余命を分析し、上昇速度が20世紀前半に比べ大幅に鈍化していると報告しました。1900～1938年生ま...
1604情報ネットワーク ネットワーク内の主導と追随を可視化する新アルゴリズムを開発（Who leads and who follows? A new way to read network flows）
2025-08-27 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)EPFLとジュネーブ大学の研究者は、有向ネットワークにおける新しいコミュニティ検出法「バイモジュラリティ」を開発しました。従来はリンクの方向を無視していたため限界がありましたが...
1702地球物理及び地球化学 アジア三大高原の形成が気候と生物多様性に影響（Formation Asian’s Three Great Plateaus Shape Climate and Biodiversity）
2025-08-22 中国科学院（CAS）中国科学院植物研究所の王偉教授らは、アジア三大高原（チベット・イラン・モンゴル）の隆起と拡大が、アジアの地形変化と生物多様性進化を駆動したと報告しました。研究は「Trends in Ecology ...
1900環境一般 南極氷棚の融解を促進する雪藻を発見（Researchers Discover Snow Algae Accelerate Antarctic Ice Shelf Melting）
2025-08-22 中国科学院（CAS）中国科学院 航天信息研究院（Aerospace Information Research Institute）の梁東博士らの研究チームは、南極大陸の氷棚における「スノーアルジー（雪藻）」の存在が氷の...
1100衛生工学一般 PM2.5の20年にわたる移動を動的時系列手法で解析（Dynamic Time Warping-Based Framework Traces Two-Decade PM2.5 Cross-Regional Movement in China）
2025-08-22 中国科学院（CAS）中国科学院 航天信息研究院（Aerospace Information Research Institute）の研究チームは、2000年から2021年にかけて中国国内を横断するPM2.5（微小粒子状...
1202農芸化学 砂漠細菌が作物の真菌抑制と成長促進に有望（Desert Bacterium Shows Promise in Combating Crop Fungi and Boosting Plant Growth）
025-08-25 中国科学院（CAS）中国科学院新疆生態地理研究所の李文俊教授率いる研究チームは、砂漠由来の細菌「Nocardiopsis alba B57」が植物の成長促進と病原菌への耐性を同時に実現する可能性を発見しました。先進的な非...
1304森林環境 森林と大気のガス交換を「渦」で捉える～半世紀前に考案された理論を実用化～
2025-08-26 京都大学京都大学農学研究科の坂部綾香助教・小杉緑子教授ら、国立環境研究所・森林総合研究所との研究チームは、森林と大気のガス交換を測定する新手法「真の渦集積法」を世界で初めて実用化しました。この理論は半世紀前に考案されて...
0502有機化学製品 水素とナノファイバーを同時合成する光触媒を開発～次世代水素社会への貢献に期待～
2025-08-27 北海道大学北海道大学大学院理学研究院の小林厚志准教授ら研究グループは、セルロースから水素とセルロースナノファイバー（CNF）を同時合成できる光触媒を開発しました。白金担持酸化チタンナノ粒子に2種類の金属錯体色素を逐次積...
1702地球物理及び地球化学 地温勾配の降下を記録した変成岩をベトナムで初めて発見～太古に生じた特異な地殻内物質循環のテクトニクス解明に貢献～
2025-08-26 北海道大学北海道大学総合博物館の北野一平助教らは、ベトナム中部ア・ブオン層における広域地質調査で、高度変成岩を発見し、その岩石が「反時計回りの変成経路＝地温勾配の降下」を記録していることを初めて確認しました。従来、ベト...
1700応用理学一般 カゴメ金属における“電流の一方通行” 新原理を発見～ミクロな電流ループを活用した新しい量子的な整流効果～
2025-08-26 名古屋大学名古屋大学、京都大学、東京大学の研究チームは、カゴメ格子構造を持つ金属で観測された新奇な整流効果の原理を解明した。カゴメ金属CsV₃Sb₅では、時間反転対称性が破れ、ナノスケールのループ電流が流れる「ループ電...