量子科学技術研究開発機構(QST)

1700応用理学一般

量子コンピューター開発への応用などにも期待 二次元に閉じ込めた重い電子をはじめて実現

2023-12-04 分子科学研究所 【研究成果のポイント】 ◆ 低温で金属の電気抵抗は下がるが、不純物がわずかにあると逆に抵抗が上がる現象が知られている。これは電流を担う「電子が動きにくくなる」ためであり、「近藤効果※1」と呼ばれている。...
2001原子炉システムの設計及び建設

JT-60SA初のプラズマ生成に成功~日欧で取り組む幅広いアプローチ活動で大きなマイルストーンを達成~

2023-10-23 量子科学技術研究開発機構 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫。以下「QST」という。)は、日欧共同で実施している幅広いアプローチ活動等を通じて進めてきたJT-60SA※1において、初プラズマ生成...
2001原子炉システムの設計及び建設

核融合炉の効率的な燃焼制御への道筋を切り開く~炉心プラズマの加熱に必要な高速ヘリウムを閉じ込めつつ、 不要な低速ヘリウムを選択的に排出する条件を発見~

2022-10-24 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント 核融合反応を促進する高速ヘリウムによるプラズマ加熱と、核融合反応を阻害する低速ヘリウムの炉心からの排出を両立できる条件を世界で初めて明らかにした。 欧州の核融合実験装置JETに...
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0403電子応用

ごくありふれた有機分子からナノ細線をつくり立たせて埋めつくす

粒子線を用いて有機分子を自在にナノ空間内で凝固させ、数ナノメートル径の細線を形成することに成功した。
2005放射線防護

中性子線の発がん影響の強さを正確に評価する方法を確立

発がんにおける中性子線の影響を正確に評価する方法を開発し、中性子線によるがんの発生リスクが同じ線量のガンマ線に比べて高くなることを、データとして示すことに成功した。
0505化学装置及び設備

イオン伝導体を分離膜としたリチウム回収法で回収速度を飛躍的に向上

リチウムを含む溶液から、従来の200倍の速さでリチウムを回収できる、リチウムイオン吸着性を持つイオン伝導体の開発に成功した。
2001原子炉システムの設計及び建設

超高温プラズマ加熱用高出力マイクロ波源の製作完遂 ~イーター初プラズマに道筋~

核融合実験炉イーターのプラズマ加熱に用いる高出力マイクロ波源「ジャイロトロン」の日本分担分全8機の製作を完遂。初プラズマで使用される4機が性能確認検査に合格し、イーターの運転開始とその後の 核融合実験に向けて大きく前進。
0702非鉄生産システム

CO2排出を抑制する革新的な金属精製技術を開発

核融合炉に不可欠なベリリウムの精製において、アルカリ溶融技術とマイクロ波加熱を組み合わせることにより、溶融に必要なエネルギーを従来法の1/1,000に飛躍的に低減し、常圧下で溶解することに成功した。
1702地球物理及び地球化学

反強磁性モット絶縁物質におけるフェムト秒の電子スピン配列振動を発見

隣り合うスピンが互いに逆向きに配列している反強磁性モット絶縁物質に、極短光パルス(レーザー光)を照射すると、逆向きのスピン配列が壊れたり元に戻ったりする振動が、100兆分の1秒(10フェムト秒)の時間スケールで規則的に起きることを理論的に発見した。
0503燃料及び潤滑油

微細藻類バイオ燃料:炭水化物を油脂に変換

イオンビ―ム育種技術を用いて、明暗周期条件でも油脂を多く生産する微細藻類を見出した。この微細藻類は、デンプン枝切り酵素遺伝子が破壊されており、炭水化物が分解されやすいフィトグリコーゲンとして生成され、炭素リソースが炭水化物(フィトグリコーゲン)から油脂へと再分配される仕組みであることを解明した。
2000原子力放射線一般

放射線に関係した用語をやさしく説明~「やさしい放射線用語事典【第2版】」を電子書籍で無料配信~

2021-02-26 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント 放射線のことを学ぶ際に登場する用語について、理科系が苦手な学生や一般の方にも理解できるよう、分かりやすい言葉でやさしく説明している「やさしい放射線用語事典」を作成しました。 電...
0501セラミックス及び無機化学製品

高性能な磁石や磁性材料の開発へ

X線磁気発光分光学の幕開け「X線磁気円偏光発光」のメカニズムを理論的に解明 2020-12-23 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント 磁性金属におけるX線発光に関する新たな理論を構築し、2017年に発見した新しい磁気光学効果「X線磁気...
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