日本原子力研究開発機構

“塩分”の多い水も浄化 光で力を引き出す新材料を開発~環境負荷ゼロで産業排水や海水など幅広い水処理へ~ 0500化学一般

“塩分”の多い水も浄化 光で力を引き出す新材料を開発~環境負荷ゼロで産業排水や海水など幅広い水処理へ~

2025-11-10 日本原子力研究機構,高知大学日本原子力研究開発機構と高知大学は、塩分濃度が高い水中でも有機物を効率的に分解できる新しい光触媒ゲルを開発した。従来の光触媒は塩類の多い環境で性能が低下する課題があったが、本ゲルは酸化タング...
高レベル放射性廃液からグラムスケールのマイナーアクチノイドを分離~放射性廃棄物の減容・有害度低減と資源化技術の確立に向けて~ 2000原子力放射線一般

高レベル放射性廃液からグラムスケールのマイナーアクチノイドを分離~放射性廃棄物の減容・有害度低減と資源化技術の確立に向けて~

2025-10-17 日本原子力研究機構日本原子力研究開発機構は、実際の高レベル放射性廃液から約0.3グラムのマイナーアクチノイド(アメリシウム、キュリウム)の分離に成功した。開発した「SELECTプロセス」は、炭素・水素・酸素・窒素のみで...
福島近海に生息するヒラメ体内のトリチウム量を推定する~2つのシミュレーションモデルの組み合わせで魚への影響評価を可能に~ 1904環境影響評価

福島近海に生息するヒラメ体内のトリチウム量を推定する~2つのシミュレーションモデルの組み合わせで魚への影響評価を可能に~

2025-10-09 日本原子力研究開発機構,環境科学技術研究所日本原子力研究開発機構(JAEA)と環境科学技術研究所は、福島近海のヒラメ体内に蓄積されるトリチウム量を高精度に推定する新手法を開発した。海洋拡散モデルでALPS処理水のトリチ...
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磁場を味方にするウラン超伝導の機構を解明~自らを柔軟に変化させ、耐えられる磁場の限界を2倍に~ 1701物理及び化学

磁場を味方にするウラン超伝導の機構を解明~自らを柔軟に変化させ、耐えられる磁場の限界を2倍に~

2025-09-25 日本原子力研究開発機構,東北大学,京都大学日本原子力研究開発機構・東北大学・京都大学の研究チームは、ウランテルル化物(UTe₂)のスピン三重項超伝導が強磁場下で自ら状態を変化させ、従来予測の約2倍にあたる12テスラまで...
真空と物質、「無」と「有」が織りなすエネルギーを統一する公式を発見~極小デバイス開発につながる薄膜状物質内部の基礎原理を解明~ 1701物理及び化学

真空と物質、「無」と「有」が織りなすエネルギーを統一する公式を発見~極小デバイス開発につながる薄膜状物質内部の基礎原理を解明~

2025-08-29 日本原子力研究開発機構,理化学研究所日本原子力研究開発機構と理化学研究所の共同研究グループは、真空から生じる圧力(通常のカシミール効果)、熱による圧力、さらに物質そのものが発生させる圧力を統一的に記述できる新しい公式を...
カゴメ金属の特異なホール効果の起源を解明~移動度スペクトル解析で捉えた高移動度キャリアの役割~ 1701物理及び化学

カゴメ金属の特異なホール効果の起源を解明~移動度スペクトル解析で捉えた高移動度キャリアの役割~

2025-08-06 東京大学,東北大学,日本原子力研究開発機構東京大学などの研究チームは、カゴメ格子構造を持つ金属CsV₃Sb₅で観測される非単調なホール効果が、従来考えられていた異常ホール効果ではなく、高移動度の少数キャリアによる通常の...
機械学習を駆使した原子シミュレーションで核燃料の高温物性の解明に挑む~酸化物核燃料が示す高温での特異な挙動の仕組みを原子レベルで究明~ 2003核燃料サイクルの技術

機械学習を駆使した原子シミュレーションで核燃料の高温物性の解明に挑む~酸化物核燃料が示す高温での特異な挙動の仕組みを原子レベルで究明~

2025-07-15 日本原子力研究開発機構日本原子力研究開発機構は、AI技術「機械学習分子動力学法」を用いて、酸化物核燃料の高温比熱異常の原因を原子レベルで解明した。シミュレーションにより、比熱上昇は酸素原子が固体中で液体のように振る舞う...
土壌中の放射性セシウムを「塩」×「真空」でスピード除去~新発見の「高速イオン交換」現象~ 2005放射線防護

土壌中の放射性セシウムを「塩」×「真空」でスピード除去~新発見の「高速イオン交換」現象~

2025-07-11 日本原子力研究開発機構日本原子力研究開発機構の研究により、放射性セシウムを含む汚染土壌に塩化ナトリウムを加え、真空中で800℃の熱処理を行うことで、従来の約6倍にあたる90%以上の除染率を達成した。これは真空環境が粘土...
100℃以下の熱も高密度で蓄えられるナノシートを開発~低温廃熱の回収・再利用によりカーボンニュートラル実現貢献へ~ 0505化学装置及び設備

100℃以下の熱も高密度で蓄えられるナノシートを開発~低温廃熱の回収・再利用によりカーボンニュートラル実現貢献へ~

2025-06-24 東北大学東北大学と日本原子力研究開発機構の研究チームは、層状二酸化マンガン(MnO₂)を厚さ数ナノメートルに微細化したナノシートを開発し、100℃以下の低温域でも高密度に熱を蓄える新材料を実現した。ナノ化によって比表面...
新しい「核分裂」の発見! 99番元素アインスタイニウムが導く元素の世界~超重元素の存在限界と宇宙での元素合成の理解へ~ 2000原子力放射線一般

新しい「核分裂」の発見! 99番元素アインスタイニウムが導く元素の世界~超重元素の存在限界と宇宙での元素合成の理解へ~

2025-05-15 日本原子力研究開発機構,近畿大学,東北大学,九州大学日本原子力研究開発機構(JAEA)は、研究炉「JRR-3」の運転再開に関する最新情報を発表しました。JRR-3は中性子利用実験や材料試験に用いられてきた研究炉で、再開...
放射線による水分子の化学変化から最新がん治療に迫る! ~放射線で分解する水分子の挙動を視覚的に追跡する計算プログラムの開発に成功~ 2004放射線利用

放射線による水分子の化学変化から最新がん治療に迫る! ~放射線で分解する水分子の挙動を視覚的に追跡する計算プログラムの開発に成功~

2025-04-24 日本原子力研究開発機構,北海道大学,北海道科学大学,量子科学技術研究開発機構,海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所​日本原子力研究開発機構(JAEA)は、北海道大学、北海道科学大学、量子科学技術研究開発機構、...
α線がん治療薬の”有効性”を迅速に見える化~α;線放出核種の化学形・放射能同時分析システムを販売開始~ 2004放射線利用

α線がん治療薬の”有効性”を迅速に見える化~α;線放出核種の化学形・放射能同時分析システムを販売開始~

2025-04-18 日本原子力研究開発機構,量子科学技術研究開発機構,明昌機工株式会社日本原子力研究開発機構と量子科学技術研究開発機構は、α線がん治療薬の有効性を迅速に「見える化」する新分析システム「NuS-Alpha」を開発・販売開始し...
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