国立天文台

生まれたての活動銀河核ジェットの吹き溜まりが運動する様子を捉えることに成功! 1701物理及び化学

生まれたての活動銀河核ジェットの吹き溜まりが運動する様子を捉えることに成功!

ペルセウス座にある3C84は、中心に位置する巨大ブラックホールの近傍から間欠的にジェットを噴出しているため、電波ローブと呼ばれるジェットの吹き溜まりと考えられる構造が様々な空間スケールで複数存在しています。
中性子星の連星をつくる、外層が大きく剥がれた星の超新星爆発を発見 1701物理及び化学

中性子星の連星をつくる、外層が大きく剥がれた星の超新星爆発を発見

中性子星と連星を成している星の外層が大きく剥がれ、その状態で超新星爆発を起こすと、中性子星どうしの連星が作られるという説を唱えてきた。よく一致する特徴を示す超新星が、過去の観測データからこのたび発見された。
最新の原子核物理学で探るIa型超新星爆発の点火条件 1701物理及び化学

最新の原子核物理学で探るIa型超新星爆発の点火条件

量子力学的に共鳴状態が許されるかどうかの妥当性を含めて理論的な考察を加え、大きな炭素核融合の反応断面積がIa型超新星の点火に与える影響を調べた。白色矮星連星合体が超新星爆発を起こす前に中性子星として崩壊する確率が大きくなることが明らかに。
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非一様原始磁場は「ビッグバンリチウム問題」を解決できるか? 1701物理及び化学

非一様原始磁場は「ビッグバンリチウム問題」を解決できるか?

元素合成計算によって、原始磁場のゆらぎの効果を考慮することで原始7Li存在量が減少し、「ビッグバンリチウム問題」の解決に寄与することが明らかになった。
赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる 1701物理及び化学

赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる

2019-02-26  国立天文台アルマ望遠鏡の観測にもとづいた、原始星MMS5/OMC-3の想像図。中央にある原始星から、細く絞られたものと幅が広いものの2種類のガス流が噴き出しているようすが描かれている。アルマ望遠鏡による観測で、原始星...
中性子星合体からの光を分析する世界最高精度の原子データの構築 0300航空・宇宙一般

中性子星合体からの光を分析する世界最高精度の原子データの構築

宇宙の彼方で起こった中性子星同士の衝突と大爆発に由来する光の分析を可能とするデータを、世界最高の精度で求めることに成功した。宇宙に存在する金やプラチナなどの貴金属の起源を解明する重要な手がかりとなる。
ガス雲を振り回す野良ブラックホール 1701物理及び化学

ガス雲を振り回す野良ブラックホール

アルマ望遠鏡で天の川銀河の中心核「いて座 A*」から約20光年離れた異常な㏿度を持つ分子ガス雲に、高解像度の電波観測を行い「見えない重力源」に強く引っ張られ公転運動する様子を捉えた。太陽の3万倍にも匹敵する質量が集中していることが明らかに。
アルマ望遠鏡、巨大赤ちゃん星のまわりで塩を発見 1701物理及び化学

アルマ望遠鏡、巨大赤ちゃん星のまわりで塩を発見

2019-02-08  国立天文台アルマ望遠鏡が地球からおよそ1500光年離れた若い星を観測し、その星を取り巻くガスの円盤の中に塩(塩化ナトリウム)が含まれていることを発見しました。年老いた星の大気中では検出されたことがありますが、若い星の...
若い星を取り巻く円盤での雪解けが有機分子を放つ 1701物理及び化学

若い星を取り巻く円盤での雪解けが有機分子を放つ

2019-02-05  国立天文台アルマ 望遠鏡で観測した「オリオン座V883」の疑似カラー画像。塵の分布をオレンジ、メタノール分子の分布を青で示しています。 オリジナルサイズ(980KB)アルマ望遠鏡が、若い星を取り巻く円盤の中に有機分子...
小型望遠鏡で捉えた太陽系最果てにある小天体の影 1702地球物理及び地球化学

小型望遠鏡で捉えた太陽系最果てにある小天体の影

市販の望遠鏡に高速ビデオカメラを装着し、沖縄県宮古島市に設置した2台のシステムで同じ領域を同時に多数の恒星2000個を60時間にわたってモニターして観測する方法で、太陽系の最果てにある極小サイズの天体が、背景の恒星を隠す現象が捉えられた。
謎の爆発現象AT2018cowの正体に迫る 1701物理及び化学

謎の爆発現象AT2018cowの正体に迫る

2億光年かなたのひとつの銀河で発生した大爆発が地球でとらえられました。しかし、その爆発はこれまでに観測されたものとはまったく違っていました。研究者の間ではまだ論争が続いていますが、宇宙の中でも極めてエネルギーの高い現象が発生する瞬間を目の当たりにしたようです。
観測ロケットFOXSI-3が軟X線太陽像を新手法で描く 0303宇宙環境利用

観測ロケットFOXSI-3が軟X線太陽像を新手法で描く

開発した軟X線用の高速度カメラを、日米共同・太陽観測ロケット実験FOXSI-3に搭載し、2018年9月7日に打ち上げて、6分間の大気圏外飛行中に太陽を観測した。
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