国立天文台

銀河団の中をただようはぐれ雲 1701物理及び化学

銀河団の中をただようはぐれ雲

銀河団の中で孤立してただよう、天の川銀河よりも大きなガス雲を発見した。この巨大ガス雲は、X線と可視光を放つ異なる温度のガスからできている。
アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動 1702地球物理及び地球化学

アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動

アルマ望遠鏡の観測データを活用して、若い連星であるおうし座XZ星系について調べ、連星を成す2つの星に付随する原始惑星系円盤が、互いに40度以上傾いていることが明らかになった。2つの星が互いに時計回りに運動していることを発見した。つまり、連星を作るそれぞれの星の原始惑星系円盤だけでなく、連星の軌道面を含む全てが、異なる面上にあることが明らかになった。
宇宙初期に「ガス欠」に陥った大質量銀河を発見 1701物理及び化学

宇宙初期に「ガス欠」に陥った大質量銀河を発見

銀河がどのように形成され、どのように星形成活動を停止するのかを理解するために、研究チームはハッブル宇宙望遠鏡で銀河に存在する星の詳細を明らかにした。アルマ望遠鏡では銀河の塵が放つミリ波の観測が行われ、銀河内のガスの量を推測することができた。
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「1年」の長さが1日に満たない地球型惑星を低温度星のまわりで発見 1701物理及び化学

「1年」の長さが1日に満たない地球型惑星を低温度星のまわりで発見

すばる望遠鏡の近赤外分光器 IRD 等を用いた観測により、公転周期が1日未満の「超短周期惑星」を低温の恒星のまわりで発見し、その内部組成が主に鉄と岩石からなることを明らかにした。
観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見 1701物理及び化学

観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見

アルマ望遠鏡を用いた大規模探査の観測データの中から、約130億年前の宇宙で塵(ちり)に深く埋もれた銀河が複数発見された。そのうちの一つは、塵に埋もれた銀河として発見された中で、最も古いものであることが分かった。
重水素で探る系外惑星系と太陽系の成り立ち~アルマ望遠鏡による惑星誕生現場の大規模観測~ 1701物理及び化学

重水素で探る系外惑星系と太陽系の成り立ち~アルマ望遠鏡による惑星誕生現場の大規模観測~

アルマ望遠鏡を用いて、5つの若い星を取り巻く原始惑星系円盤を大規模に観測し、惑星の形成現場における重水素を含む分子とイオン化率の分布を、これまでにない高い解像度で描き出すことに成功した。
天の川銀河中心ブラックホールを回る星の動きをアルマ望遠鏡で見る 1701物理及び化学

天の川銀河中心ブラックホールを回る星の動きをアルマ望遠鏡で見る

アルマ望遠鏡を用いて天の川銀河中心の観測を行い、この領域の星がランダムに動いているのではなく、いくつかのグループに分類できることがわかった。いて座Aスター近傍では、多くの星はいて座Aスターを中心に時計回りに公転している。
星の最終進化始まりの合図を発見 1701物理及び化学

星の最終進化始まりの合図を発見

水分子からのメーザー放射とともに、一酸化ケイ素によるメーザー放射をとらえることのできるシステムを開発し、 「宇宙の噴水」天体の監視観測を実施した。IRAS16552-3050という天体で、 星の直近にあると考えられる一酸化ケイ素からのメーザー放射が新たに出現したことを発見した。 これは、大規模なジェット放出が始まったところだと考えられ、惑星状星雲への進化を始める合図を発見したことになる。
世界最大規模の”模擬宇宙”を公開~宇宙の大規模構造と銀河形成の解明に向けて~ 1701物理及び化学

世界最大規模の”模擬宇宙”を公開~宇宙の大規模構造と銀河形成の解明に向けて~

国立天文台のスーパーコンピュータ「アテルイII」の全能力を使ったシミュレーションによって、世界最大規模の“模擬宇宙”を作ることに成功しました。この模擬宇宙のデータは誰もが使える形で公開され、宇宙の構造形成や天体形成の謎の解明に役立てられる。
アルマ望遠鏡バンド1受信機、ファーストライトを達成 1701物理及び化学

アルマ望遠鏡バンド1受信機、ファーストライトを達成

国際協力の下で開発を続けてきたアルマ望遠鏡のバンド1受信機が、チリのアルマ望遠鏡山麓施設でアンテナに搭載された。2021年8月14日に、月からの電波を初めて受信する「ファーストライト」に成功した。アルマ望遠鏡の受信機の中でも最も低い周波数帯の電波を観測できるバンド1受信機を用いることで、冷たい宇宙の観測がより大きく前進することが期待。
宇宙の解明につながるアマチュア天文家の新天体発見 1700応用理学一般

宇宙の解明につながるアマチュア天文家の新天体発見

アマチュア天文家の功績をたたえる活動の一つとして、日本天文学会は、新星、超新星、彗星(すいせい)といった新天体の発見(独立発見を含む)・報告をした者を表彰する制度を設けています(日本天文学会天体発見賞、日本天文学会天体発見功労賞)。また、観測、調査、計算などで天文学の進歩・普及に寄与した者を表彰する制度も設けています(日本天文学会天文功労賞)。
すばる望遠鏡の星空ライブカメラが捉えたペルセウス座流星群 1701物理及び化学

すばる望遠鏡の星空ライブカメラが捉えたペルセウス座流星群

2021年のペルセウス座流星群は、8月12日早朝 (ハワイ時) に極大を迎えた。今年は極大日から2日も過ぎた13日の午後10時過ぎ (ハワイ時) から、予想以上に多くの流星が流れ始めた。すばる望遠鏡に導入され、試験運用が始まった全天カメラに、13日の突発現象を含むペルセウス座流星群の様子が捉えられていた。
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