国立天文台

すばる望遠鏡OASIS計画の初成果:巨大惑星と褐色矮星の発見 1701物理及び化学

すばる望遠鏡OASIS計画の初成果:巨大惑星と褐色矮星の発見

2025-12-04 国立天文台国立天文台のすばる望遠鏡による探査計画 OASIS の初成果として、恒星周回天体2つ――巨大ガス惑星 HIP 54515 b と褐色矮星 HIP 71618 B が新たに発見された。OASISは、宇宙望遠鏡に...
若い惑星環境を揺るがす巨⼤フレアからの多温度のガス噴出~ハッブル宇宙望遠鏡と⽇韓地上望遠鏡で同時に検出~ 1701物理及び化学

若い惑星環境を揺るがす巨⼤フレアからの多温度のガス噴出~ハッブル宇宙望遠鏡と⽇韓地上望遠鏡で同時に検出~

2025-10-28 国立天文台京都大学・国立天文台などの国際研究チームは、太陽と同程度の質量を持つ若い恒星「りゅう座EK星」で、多温度・多速度のガス噴出現象を初めて直接観測した。ハッブル宇宙望遠鏡による紫外線観測と日韓地上望遠鏡による可視...
惑星を作る渦巻きのダイナミックな動きを初めて捉えた 1701物理及び化学

惑星を作る渦巻きのダイナミックな動きを初めて捉えた

2025-09-25 国立天文台国立天文台を含む国際研究チームは、アルマ望遠鏡の7年分の観測を解析し、若い恒星「おおかみ座IM」を取り巻く原始惑星系円盤の渦巻き構造が巻き付いていく動きを初めて捉えた。解析の結果、この巻き付きは円盤自体の重力...
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誕生直後の銀河は予想以上に粒々だった〜「宇宙ぶどう」が破った銀河誕生の常識〜 1701物理及び化学

誕生直後の銀河は予想以上に粒々だった〜「宇宙ぶどう」が破った銀河誕生の常識〜

2025-08-07 東京大学東京大学などの国際研究チームは、ビッグバンから約9億年後の暗く若い回転銀河が、少なくとも15個以上のコンパクトな星団で構成された「ぶどうの房」のような粒状構造を持つことを、JWSTとアルマ望遠鏡、重力レンズ効果...
すばる望遠鏡が見つけた太陽系の「化石」 1702地球物理及び地球化学

すばる望遠鏡が見つけた太陽系の「化石」

2025-07-15 国立天文台すばる望遠鏡による観測で、太陽系外縁を公転する特異な軌道の小天体「2023 KQ14」が新たに発見された。これは「セドノイド」と呼ばれる極端に遠い軌道を持つ4例目の天体で、直径は220〜380km、最遠時は太...
新たな画像作成法が明らかにした原始惑星系円盤の構造の進化過程 1701物理及び化学

新たな画像作成法が明らかにした原始惑星系円盤の構造の進化過程

2025-06-24 国立天文台九州大学と台湾の中央研究院天文所などの国際共同研究グループは、ALMAの公的アーカイブデータを新たな高解像度処理技術で再解析し、へびつかい座(Ophiuchus)領域の78天体周辺の円盤画像を改善しました。そ...
潮汐破壊現象の最高精度の偏光観測~大質量ブラックホールの周囲環境を調査する新たな手がかり~ 1701物理及び化学

潮汐破壊現象の最高精度の偏光観測~大質量ブラックホールの周囲環境を調査する新たな手がかり~

2025-06-19 京都大学京都大学などの国際研究グループは、突発天体AT2023clxを潮汐破壊現象と世界で初めて同定し、すばる望遠鏡などを用いた追跡観測で、超大質量ブラックホール(SMBH)から噴出するガス流と銀河中心の塵トーラス構造...
宇宙最大級の超巨大ブラックホールの集団を発見―宇宙の物質分布に新たな謎を投げかける 1701物理及び化学

宇宙最大級の超巨大ブラックホールの集団を発見―宇宙の物質分布に新たな謎を投げかける

2025-06-03 国立天文台「宇宙のヒマラヤ」。黄色の×印はクエーサーの位置、黒色の等高線は銀河の密度を示します。背景の色は、赤いほど中性水素ガスの密度が高く、青いほど電離ガスが豊富であることを示します。つまり、左側の銀河集団には中性ガ...
嵐を呼ぶ太古の巨大棒渦巻銀河 1701物理及び化学

嵐を呼ぶ太古の巨大棒渦巻銀河

2025-05-22 国立天文台国立天文台などの研究チームは、アルマ望遠鏡とJWSTを用いて、初期宇宙に存在した巨大棒渦巻銀河「J0107a」のガス分布と運動を詳細に解析しました。その結果、この銀河は現在の棒渦巻銀河と構造が類似しつつも、星...
すばる望遠鏡、地球衝突の可能性が指摘された小惑星2024 YR4の位置測定観測に成功 1701物理及び化学

すばる望遠鏡、地球衝突の可能性が指摘された小惑星2024 YR4の位置測定観測に成功

2025-02-25 国立天文台HSC画像から、小惑星2024 YR4(緑十字でマーク)を中心に南北1分角、東西2分角の領域を切り出したもの。rバンド(波長550-700ナノメートル)で120秒間の露出で撮影。観測は2025年2月20日20...
惑星形成現場の磁場観測に成功 1701物理及び化学

惑星形成現場の磁場観測に成功

2025-02-06 国立天文台若い星「HD 142527」を取り巻く原始惑星系円盤の電波強度マップ。白の短い線は、円盤の南側(下側)で観測された偏光から推定した磁場の方向を示す。(クレジット:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), S...
134億年前の生まれたての銀河の知られざる性質 1701物理及び化学

134億年前の生まれたての銀河の知られざる性質

2025-01-10 自然科学研究機構国立天文台のJorge Zavala特任助教が率いる国際チームは、134億光年先の生まれたての銀河の中で水素原子や酸素原子が放った輝線の検出に成功し、銀河の原子輝線観測の最遠方記録を更新しました。そして...
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