京都大学

次世代半導体中の欠陥からの磁場による発光の増強と単一光子発生~量子情報通信のためのデバイスの高性能化への新たなアプローチ~ 0404情報通信

次世代半導体中の欠陥からの磁場による発光の増強と単一光子発生~量子情報通信のためのデバイスの高性能化への新たなアプローチ~

2025-06-12 京都大学京都大学の篠北啓介助教らは、二次元半導体素材WSe₂(タングステン二セレン)中にわずかな欠陥を導入し、微弱な外部磁場を印加することで、単一光子の発光強度を制御できることを発見しました。磁場によって欠陥部位からの...
ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~ 0403電子応用

ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~

2025-06-09 京都大学京都大学電子工学専攻の衞藤雄二郎准教授(当時)らの研究グループは、慶應義塾大学と共同で、新たな非線形ラマン分光法を開発しました。本手法は、従来必要だった高価なフェムト秒レーザー複数台の代わりに、チャープ構造を持...
イネの成長調節ホルモンの新しい不活性化機構を解明~イネはジベレリンを段階的に不活性化する~ 1202農芸化学

イネの成長調節ホルモンの新しい不活性化機構を解明~イネはジベレリンを段階的に不活性化する~

2025-06-05 京都大学京都大学化学研究所の石田俊晃氏(研究当時博士課程学生)、増口潔助教、山口信次郎教授らと中国の研究者による国際共同研究チームは、イネの成長を調節する植物ホルモン「ジベレリン」の新たな不活性化機構を解明しました。研...
ad
急速な密度上昇によってプラズマを閉じ込め特性の高い状態に変化させる 2000原子力放射線一般

急速な密度上昇によってプラズマを閉じ込め特性の高い状態に変化させる

2025-06-04 京都大学京都大学エネルギー科学研究科の研究チームは、核融合エネルギー実現に向けて、プラズマの閉じ込め特性を向上させる新たな手法を発見しました。実験装置「Heliotron J」を用い、水素の氷粒子(ペレット)を高速でプ...
二次元半導体ヘテロ界面における磁気バルク光起電力効果の実証~量子力学的な効果を利用した太陽電池デバイスへの新たな設計指針~ 0402電気応用

二次元半導体ヘテロ界面における磁気バルク光起電力効果の実証~量子力学的な効果を利用した太陽電池デバイスへの新たな設計指針~

2025-06-02 京都大学京都大学エネルギー科学研究科とエネルギー理工学研究所の研究チームは、二次元半導体と磁気層状物質を組み合わせたヘテロ界面において、磁気バルク光起電力効果を実証しました。この効果は、従来のp-n接合型太陽電池の限界...
光を使って高分子を高付加価値化する手法を開発~機能性ホスホン酸エステルの導入に成功~ 0502有機化学製品

光を使って高分子を高付加価値化する手法を開発~機能性ホスホン酸エステルの導入に成功~

2025-06-02 東京科学大学東京科学大学と京都大学の研究チームは、可視光を利用して高分子に機能性ホスホン酸エステルを導入する新たな手法を開発しました。この手法では、光酸化還元触媒を用いて高分子中に炭素カチオン種を生成し、亜リン酸トリア...
地震後の超高層大気変動を3次元解析で高精度に可視化~電波障害予測や宇宙天気予報の実現にも期待~ 1702地球物理及び地球化学

地震後の超高層大気変動を3次元解析で高精度に可視化~電波障害予測や宇宙天気予報の実現にも期待~

2025-05-29 京都大学京都大学の惣宇利卓弥特定研究員らの国際共同研究により、令和6年能登半島地震直後の電離圏応答が、超稠密GNSS観測網と独自の3次元トモグラフィー手法で高精度に可視化されました。電子密度変動が震央を中心に同心円状に...
海と川を行き来する魚は「海らしさ」を失いながらも 海由来の物質を川へ届ける 1404水産水域環境

海と川を行き来する魚は「海らしさ」を失いながらも 海由来の物質を川へ届ける

2025-05-30 京都大学京都大学の研究グループは、アユやハゼ類などの両側回遊性魚類が、海から川へ移動する過程で体内の「海らしさ」(海由来の物質)を失いながらも、川の生態系に海の栄養を供給していることを明らかにしました。9種の魚を対象に...
南大西洋・サウスサンドウィッチ諸島で2021年に発生した謎の津波地震の震源過程を解明 1702地球物理及び地球化学

南大西洋・サウスサンドウィッチ諸島で2021年に発生した謎の津波地震の震源過程を解明

2025-05-28 京都大学京都大学の研究チームは、2021年にサウスサンドウィッチ諸島沖で発生したMw8.3〜8.5の津波地震の震源過程を詳細に解析しました。この地震は揺れに対して異常に大きな津波を伴う「津波地震」として注目され、解析に...
ミャンマー⼤地震はブーメランのような逆破壊伝播や超せん断破壊を含む複数のサブイベントで構成される特異な地震だった 1702地球物理及び地球化学

ミャンマー⼤地震はブーメランのような逆破壊伝播や超せん断破壊を含む複数のサブイベントで構成される特異な地震だった

2025-05-26 筑波大学2025年3月にミャンマー中部で発生したMw7.7の大地震(ミャンマー地震)の震源過程を、筑波大学と京都大学の研究チームが独自の「ポテンシー密度テンソルインバージョン法」により解析した。断層に沿って南北に破壊が...
太陽活動とシンクロする海面高度変動~11年周期の太陽サイクルに合わせて、海と陸の間で水が動いていた~ 1702地球物理及び地球化学

太陽活動とシンクロする海面高度変動~11年周期の太陽サイクルに合わせて、海と陸の間で水が動いていた~

2025-05-19 京都大学京都大学の研究チームは、太陽活動の11年周期が地球の水循環に明確な影響を与え、海面高度変動と同期していることを明らかにしました。太陽活動が活発な時期には、陸域の降水量が減少し、陸域の貯水量が減少することで、全球...
水素結合性有機薄膜トランジスタの開発~真の超分子デバイスへの第一歩~ 0403電子応用

水素結合性有機薄膜トランジスタの開発~真の超分子デバイスへの第一歩~

2025-05-15 京都大学京都大学化学研究所の山内光陽助教らの研究チームは、水素結合ネットワークを有する有機薄膜トランジスタの開発に成功しました。水素結合は分子間の結合方向が明確で、精密な超分子構造制御が可能ですが、溶解性の低下によりト...
ad
タイトルとURLをコピーしました