2026-03-26 運輸安全委員会
本件は、日本航空所属のボーイング787-8(JA843J)が令和6年4月1日、メルボルンから成田へ向かう飛行中に機体動揺を起こし、客室乗務員1名が重傷、3名が軽傷を負った事故である。原因は、積雲の対流活動によるじょう乱への遭遇で、後部ギャレーで作業中の客室乗務員が浮揚し、着地時に体勢を崩して負傷したためと推定される。加えて、ベルト着用サイン点灯予定時刻の変更が運航乗務員から客室乗務員へ共有されておらず、不安定な状況下で作業が継続されたことが事故発生に関与したと考えられる。
、令和6年4月1日発生) 日本航空ボーイング787-8の事故[機体の動揺による客室乗務員の負傷](成田国際空港の南東約150km、高度約17,000ft(FL170)、令和6年4月1日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/03/スクリーンショット-2026-03-26-171847-500x143.png)
<関連情報>
- https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2381
- https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/AA2026-3-3-JA843J.pdf
概要
日本航空株式会社所属ボーイング式787-8型JA843Jは、令和6年4月1日(月)、同社の定期774便として、オーストラリア連邦のメルボルン空港から成田国際空港に向けて飛行中、機体が動揺し、客室乗務員1名が重傷を、客室乗務員3名が軽傷を負った。
原因
本事故は、同機が、積雲の対流活動に伴い発生していたじょう乱に遭遇して動揺したことにより、後部のギャレーで作業していた客室乗務員(R4)が、不安定な体勢のまま浮揚し、着地の際に体勢を崩したことにより重傷を負ったものと推定される。
じょう乱遭遇時に客室乗務員(R4)が後部ギャレーで作業をしていたことについては、運航乗務員が、ベルト着用サイン点灯予定時刻の変更を客室乗務員に伝えていなかったことが関与したと推定される。

 全日本ボーイング787-9の事故[機体の動揺による人の負傷](中部国際空港の南南東約100km、高度約8,500m、令和6年2月1日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/03/スクリーンショット-2026-03-26-171434-500x152.png)