2025-12-23 国土地理院
国土地理院は、活断層の位置や断層活動によって形成された地形を示す「1:25,000活断層図」を新たに12面公開した。このうち6面は、令和6年能登半島地震の被災地を含む能登半島北部(珠洲、輪島、門前、宇出津、穴水、富来)を対象としている。活断層図は、空中写真判読により断層活動の痕跡を確認し、活断層や関連地形の分布を詳細に示したものである。本図は、政府の地震調査研究推進本部による長期評価・地域評価の基礎資料として利用されるほか、地方自治体の地域防災計画やハザードマップ作成、公共施設立地の検討など、防災・減災対策や適正な土地利用・地域保全に幅広く活用されている。今回の公開は、能登半島地震からの復興支援に加え、住民の防災意識向上と将来の地震災害軽減に資する重要な基盤情報の整備と位置づけられる。
<関連情報>
- https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/afm_koukai_2025.html
- https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/active_fault.html
活断層図(都市圏活断層図)について




