日本初！グリーン水素活用の純水素燃料電池を基地局に適用する実証実験を開始～災害に強く環境に優しいネットワークをめざして～

NTTドコモは、日本で初めてグリーン水素を利用した純水素燃料電池を商用基地局の非常用電源として適用する実証実験を開始した。メタノール型燃料電池はCO₂排出を伴うため、環境負荷の少ない代替電源として水素燃料電池の導入を検討。本実験では、既存の蓄電池と水素燃料電池を併用する構成を採用し、水素燃料電池の発電電力を優先的に無線装置へ供給するための出力電圧制御技術を開発した。これにより、蓄電池への不要な充電による電力ロスを抑え、水素利用効率を高める。水素は山梨県の「やまなしモデルP2Gシステム」で生成されたグリーン水素を使用。実験期間は2025年11月から2027年3月までで、停電時の安定動作、蓄電池との併用、復電時の自動停止などを検証する。ドコモは災害に強く、環境負荷の少ないネットワーク構築に向け技術開発を継続する。