印刷可能な耐熱金属を開発(NASA-Developed Printable Metal Can Take the Heat)

2025-08-15 NASA

NASAグレン研究センターが開発した新合金「GRX-810」は、ニッケル・コバルト・クロムを主成分とし、ナノ酸化物を均一に分散させた酸化物分散強化(ODS)合金。共鳴音響混合によって粉末粒子を酸化物で均一に被覆し、3Dプリンティングに適した高耐熱・高強度の素材を実現した。従来の安価な合金では数時間で破損する2,000°Fの高温下でも、GRX-810は1年以上の耐久性を示す。さらに複雑形状の部品製造が可能で、再粉末化しても性能を保持。Elementum 3DがNASA特許を用いて大量生産を担い、航空宇宙や商業用途で実用化が進む。流量センサーなどの応用も検討され、燃費改善や排出削減に寄与する可能性がある。

印刷可能な耐熱金属を開発(NASA-Developed Printable Metal Can Take the Heat)
GRX-810 is a new metal alloy developed by NASA for 3D printing parts that can withstand the extreme temperatures of rocket engines, allowing affordable printing of high-heat parts. NASA

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0703金属材料
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