3000光年にもおよぶ電離領域を「鏡」として利用

最期を迎えた超巨大ブラックホールの発見 1701物理及び化学

最期を迎えた超巨大ブラックホールの発見

Arp187という天体に着目し、活動銀河核が作るおよそ3000光年にもおよぶ電離領域を「鏡」として利用することで、3000年ほど遅れて地球に届いた過去の活動銀河核の光度を見積もった。NASAのNuSTAR衛星によるX線観測から得られた現在の光度との比較を行った。活動銀河核の光度が、この3000年程度で1000分の1以下に暗くなったことが明らかになり、活動銀河核が死につつある瞬間を捉えることに成功した。
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