国立極地研究所

長期観測から明らかになった南極の氷河湖決壊 ~南極地域観測隊の航空写真と最新の衛星画像から過去60年間の湖面標高変動記録を構築~ 1702地球物理及び地球化学

長期観測から明らかになった南極の氷河湖決壊 ~南極地域観測隊の航空写真と最新の衛星画像から過去60年間の湖面標高変動記録を構築~

2023-11-28 北海道大学,国立極地研究所 ポイント 1969~1971年、2017年に発生した氷河湖決壊洪水を発見。 南極・昭和基地近傍の氷河湖における60年間(1962~2021年)の水量変動記録を構築。 2017年の決壊は冬季に...
グリーンランド氷床南東部高地の夏季融解量の増加を復元 ~グリーンランド南東ドームアイスコアの高精度年代の構築~ 1702地球物理及び地球化学

グリーンランド氷床南東部高地の夏季融解量の増加を復元 ~グリーンランド南東ドームアイスコアの高精度年代の構築~

2023-10-18 北海道大学,北見工業大学,金沢大学,国立極地研究所,東海国立大学機構,名古屋大学,弘前大学 ポイント グリーンランド南東部アイスコアの1799年~2020年の年代スケールを半年という高精度で確立。 北極域の温暖化に伴っ...
ヘリコプターを用いた東南極域の大規模海洋観測に初成功 ~東南極で最も融解しているトッテン氷河・棚氷への高温水塊の流入経路を特定~ 1702地球物理及び地球化学

ヘリコプターを用いた東南極域の大規模海洋観測に初成功 ~東南極で最も融解しているトッテン氷河・棚氷への高温水塊の流入経路を特定~

2023-09-12 北海道大学,国立極地研究所 世界初となる、ヘリコプターを用いた南極域の大規模海洋観測を実施。 砕氷船が入れない海域で氷の割れ目からセンサーを投下し、広大な領域の観測に世界で初めて成功。 東南極で最も融解しているトッテン...
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東南極最大級の氷河へ向かう暖かい海水のルートを解明 〜トッテン氷河を底から融かす海からの熱供給〜 1702地球物理及び地球化学

東南極最大級の氷河へ向かう暖かい海水のルートを解明 〜トッテン氷河を底から融かす海からの熱供給〜

2023-08-22 国立極地研究所,海洋研究開発機構,産業技術総合研究所,東京海洋大学,北海道大学 国立極地研究所の平野大輔助教、海洋研究開発機構の草原和弥研究員、産業技術総合研究所の板木拓也研究グループ長、東京海洋大学の溝端浩平准教授、...
南極で海氷大流出の観測に成功~昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾定着氷の崩壊機構解明にむけて~ 1702地球物理及び地球化学

南極で海氷大流出の観測に成功~昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾定着氷の崩壊機構解明にむけて~

2023-05-23 東京大学,国立極地研究所,北見工業大学 発表のポイント ◆第64次南極地域観測隊にて、2022年12月、昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾の定着氷上に波浪センサーを15基設置し、2023年3月から5月にかけ、徐々に定着氷...
天文学的要因が左右する更新世前期の地球の気候と氷床量変動 1702地球物理及び地球化学

天文学的要因が左右する更新世前期の地球の気候と氷床量変動

2023-05-15 東京大学,海洋研究開発機構,国立天文台,国立極地研究所 発表のポイント ♦約160-120万年前の氷期・間氷期サイクルは4万年周期であり、現在の10万年周期と大きく異なっていた。その様子が数値的な気候モデルを使ったシミ...
北極域から放出されるダストが北極下層雲での氷晶形成において重要な役割を果たすことを発見 ~地球温暖化や気候変動の予測精度向上に期待~ 1702地球物理及び地球化学

北極域から放出されるダストが北極下層雲での氷晶形成において重要な役割を果たすことを発見 ~地球温暖化や気候変動の予測精度向上に期待~

2023-04-26 名古屋大学,国立極地研究所 本研究のポイント 気候モデルによる数値シミュレーションによって、夏から秋にかけて北極の陸域から放出されるダスト(北極ダスト)が、北極域の下層雲(高度約0~3kmの雲)での氷晶の形成を強力に促...
日本の古典籍中の「赤気」(オーロラ)の記載から発見された宇宙変動パターンの周期性と人々の反応に関する記述 1702地球物理及び地球化学

日本の古典籍中の「赤気」(オーロラ)の記載から発見された宇宙変動パターンの周期性と人々の反応に関する記述

2023-04-27 国立極地研究所 国立極地研究所の片岡龍峰准教授は、日本の古典籍に残る、過去1400年にわたる「赤気」(オーロラの意)の記録から、太陽活動と地磁気の基本的な変動パターンが読み取れることを明らかにしました。これは、将来起こ...
大気中の黒色炭素(すす)の光学的物性を解明 1702地球物理及び地球化学

大気中の黒色炭素(すす)の光学的物性を解明

2023-04-26 東京大学 茂木 信宏(地球惑星科学専攻 助教) 大畑 祥(名古屋大学宇宙地球環境研究所 助教) 吉田 淳(国立極地研究所 日本学術振興会特別研究員) 足立 光司(気象庁気象研究所 主任研究官) 発表のポイント 主要な気...
温暖化環境下において東南極氷床が融解し得ることを発見~海面が将来大幅に上昇するリスクへの警鐘~ 1702地球物理及び地球化学

温暖化環境下において東南極氷床が融解し得ることを発見~海面が将来大幅に上昇するリスクへの警鐘~

2023-04-19 北海道大学,富山大学,国立極地研究所,産業技術総合研究所,高知大学 発表のポイント 過去の温暖期(最終間氷期)における東南極氷床の著しい縮小を発見。 この氷床の縮小が海面上昇に影響していることを解明。 南極氷床と海面変...
小惑星リュウグウの活発な地質活動の歴史が明らかに 1700応用理学一般

小惑星リュウグウの活発な地質活動の歴史が明らかに

2023-03-22 国立極地研究所,海洋研究開発機構,神奈川大学,高輝度光科学研究センター,分子科学研究所,大阪大学,名古屋大学 国立極地研究所の山口亮准教授を中心とする研究グループは、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った粒子の組...
南極内陸の積雪は過去5000年間で長期的に減少し、産業革命期から顕著に増加 〜南極ドームふじ地域の氷床コアから解明〜 1702地球物理及び地球化学

南極内陸の積雪は過去5000年間で長期的に減少し、産業革命期から顕著に増加 〜南極ドームふじ地域の氷床コアから解明〜

2023-02-22 国立極地研究所,富山大学,山形大学,海洋研究開発機構,東京大学大気海洋研究所 国立極地研究所の大藪幾美特任研究員を中心とする研究グループは、南極内陸のドームふじ基地とその周辺で掘削された多数の氷床コア(図1)を解析する...
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