南大洋

南大洋上は–25℃の低温環境でも水雲が多い 〜日射を強く反射し熱収支を左右〜 1702地球物理及び地球化学

南大洋上は–25℃の低温環境でも水雲が多い 〜日射を強く反射し熱収支を左右〜

2025-06-19 国立極地研究所国立極地研究所は、南極観測船「しらせ」による航海中の観測で、南大洋上に卓越する雲が、厚さ数百mの薄い水雲でありながら-25℃の低温でも液相で存在し、日射を強く反射することを発見した。これは気候モデルが再現...
過去の気候変動が海洋循環に与えた影響(Past climate change shifts ocean currents and winds, altering heat and carbon exchange in the Southern Ocean, study finds) 1702地球物理及び地球化学

過去の気候変動が海洋循環に与えた影響(Past climate change shifts ocean currents and winds, altering heat and carbon exchange in the Southern Ocean, study finds)

2025-01-01 カーディフ大学カーディフ大学が主導する研究により、過去の気候変動が南極環流(ACC)や西風帯の変化を引き起こし、南大洋での熱と炭素交換に影響を与えたことが明らかになりました。約150万年間にわたり、温暖化時には西風帯と...
海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜 1702地球物理及び地球化学

海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜

衛星観測で得られた雲の相状態(水雲か氷雲か)を判別できるデータから、南大洋及び南極大陸沿岸域での氷雲の存在割合を調査しました。夏季には、上空の気温が約-10℃以上の環境下で、ほかの温度帯よりも氷雲の存在割合が高く、海洋生物由来の粒子が氷晶の核となり氷雲の形成を促進している可能性が示されました。一方、冬季には、海から大気へ雲の核となる粒子を大量に供給する波しぶきが形成される強風時に、上空の気温が約-20℃以上の環境下で氷雲の存在割合が高くなることが明らかとなりました。
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