分子科学研究所

ピコキャビティに閉じ込めた水素の分光計測に世界で初めて成功~原子スケールの極微空間における軽分子の精密ラマン分光~ 1700応用理学一般

ピコキャビティに閉じ込めた水素の分光計測に世界で初めて成功~原子スケールの極微空間における軽分子の精密ラマン分光~

2025-05-21 分子科学研究所分子科学研究所の熊谷崇准教授と杉本敏樹准教授らの研究チームは、原子スケールの極微空間「ピコキャビティ」に吸着した水素分子の精密なラマン分光計測に世界で初めて成功しました。この研究では、低温・超高真空環境下...
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発~フレキシブルデバイスへの応用に期待~ 1700応用理学一般

柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発~フレキシブルデバイスへの応用に期待~

2025-05-17 東京大学,東京理科大学,分子科学研究所,大阪公立大学,科学技術振興機構東京大学、東京理科大学などの研究グループは、柔軟性と秩序性を両立させた新しい分子性常磁性体を開発した。この材料は、水中で自己組織化して高秩序な二重膜...
微小空間に閉じ込められた光を用いて少数分子から生じる和周波発生信号を検出~分子の向きも識別できる次世代のナノ計測技術~ 1701物理及び化学

微小空間に閉じ込められた光を用いて少数分子から生じる和周波発生信号を検出~分子の向きも識別できる次世代のナノ計測技術~

2025-05-12 分子科学研究所分子科学研究所の杉本敏樹准教授らの研究グループは、ナノスケールの空間に局在する光を利用して、わずかな数の分子による和周波発生(SFG)信号の検出に成功しました。走査トンネル顕微鏡(STM)の探針と試料基板...
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キラリティと超伝導の協奏が生む巨大な超伝導整流~らせん構造が作るスピン三重項クーパー対~ 1700応用理学一般

キラリティと超伝導の協奏が生む巨大な超伝導整流~らせん構造が作るスピン三重項クーパー対~

2025-04-16 分子科学研究所自然科学研究機構 分子科学研究所(山本浩史教授ら)は、キラル構造を持つ有機超伝導体において、超伝導電流の巨大な整流現象(超伝導ダイオード効果)を検出したと発表。これは、スピン三重項クーパー対とキラリティに...
光で変形する分子が”芳香族性”を獲得する瞬間を初観測~超高速計測で明らかにした段階的な平面化プロセス~ 1700応用理学一般

光で変形する分子が”芳香族性”を獲得する瞬間を初観測~超高速計測で明らかにした段階的な平面化プロセス~

2025-03-12 分子科学研究所​分子科学研究所(IMS)と大阪大学、京都大学の共同研究チームは、光照射によって分子が芳香族性を獲得し、構造が変化する過程を初めて直接観測することに成功しました。 この研究では、フェムト秒時間分解インパル...
第二世代結晶スポンジ法~中分子創薬化合物を標的に「簡便・汎用」な構造解析を実現~ 0500化学一般

第二世代結晶スポンジ法~中分子創薬化合物を標的に「簡便・汎用」な構造解析を実現~

2025-03-06 分子科学研究所​分子科学研究所(IMS)は、2025年3月6日にプレスリリースを発表し、藤田誠グループが「第二世代結晶スポンジ法」を開発したことを報告しました。◆この新技術は、優れた分子捕捉力を持つかご型分子を結晶内に...
量子コンピューター開発への応用などにも期待 二次元に閉じ込めた重い電子をはじめて実現 1700応用理学一般

量子コンピューター開発への応用などにも期待 二次元に閉じ込めた重い電子をはじめて実現

2023-12-04 分子科学研究所【研究成果のポイント】◆ 低温で金属の電気抵抗は下がるが、不純物がわずかにあると逆に抵抗が上がる現象が知られている。これは電流を担う「電子が動きにくくなる」ためであり、「近藤効果※1」と呼ばれている。近藤...
反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測 ~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を開く~ 1700応用理学一般

反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測 ~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を開く~

2023-11-20 東北大学材料科学高等研究所 准教授 相馬清吾【発表のポイント】 スピン(注1)が交互に配列した反強磁性体(注2)のネオジム・ビスマス化合物(NdBi)における微小な磁気ドメイン(注3)の中の電子状態(電子構造)(注4)...
室温で作動するH-導電性固体電解質の開発~電気陰性度の低いカチオンの導入が電解質作動を可能に~ 0402電気応用

室温で作動するH-導電性固体電解質の開発~電気陰性度の低いカチオンの導入が電解質作動を可能に~

2023-10-20 理化学研究所,分子科学研究所,高エネルギー加速器研究機構,ファインセラミックスセンター,J-PARCセンター理化学研究所(理研)開拓研究本部 小林固体化学研究室の小林 玄器 主任研究員(分子科学研究所 教授(研究当時兼...
微細な光の力で、ナノスケールの左右を観察 1700応用理学一般

微細な光の力で、ナノスケールの左右を観察

2023-10-06 分子科学研究所【発表のポイント】および【概要】分子科学研究所の山西絢介特任助教、AHN Hyo-Yong特任助教、岡本裕巳教授らの研究グループは、キラルな金ナノ構造体に円偏光を照射し、その近くを動かした探針に働くキラル...
大規模な「量子もつれ」の超高速量子シミュレーションに成功~超高速量子コンピュータの手法を量子シミュレータへ応用~ 1700応用理学一般

大規模な「量子もつれ」の超高速量子シミュレーションに成功~超高速量子コンピュータの手法を量子シミュレータへ応用~

2023-09-28 分子科学研究所発表のポイント●0.5ミクロン間隔で格子状に整列させた3万個の原子の人工結晶を超高速レーザーで操作する革新的手法を用いて、磁性材料の超高速量子シミュレーションに成功●同研究グループが昨年世界に先駆けて実現...
世界最小電圧で光る青色有機ELの開発に成功 ~有機ELディスプレイの省エネ化・長寿命化に向けた大きな一歩~ 0402電気応用

世界最小電圧で光る青色有機ELの開発に成功 ~有機ELディスプレイの省エネ化・長寿命化に向けた大きな一歩~

2023-09-21 東京工業大学要点 乾電池(1.5 V)1本で駆動する、世界最小電圧で発光する青色有機ELの開発に成功 2種類の有機分子の界面を使った独自の発光原理で青色発光を実現 有機ELテレビやスマートフォンディスプレイなどの省エネ...
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