1700応用理学一般

オンチップテラヘルツポンププローブ分光系の開発と超伝導体への応用~超高速電流により量子物質制御を実現する新たな手法~ 1700応用理学一般

オンチップテラヘルツポンププローブ分光系の開発と超伝導体への応用~超高速電流により量子物質制御を実現する新たな手法~

2025-09-09 東京大学東京大学の研究チームは、チップ上導波路を利用してピコ秒(1兆分の1秒)スケールの電磁応答を測定できるオンチップテラヘルツポンププローブ分光法を開発した。これは、テラヘルツ波を導波路内に閉じ込めて試料に作用させ、...
重い電子がプランキアン時間で運動していることをはじめて観測~強く相互作用した電子の新たな法則を発見~ 1700応用理学一般

重い電子がプランキアン時間で運動していることをはじめて観測~強く相互作用した電子の新たな法則を発見~

2025-08-20 大阪大学大阪大学木村真一教授らの研究グループは、セリウム・ロジウム・スズ合金(CeRhSn)における「重い電子」の寿命が量子力学的ゆらぎの最短時間である「プランキアン時間」で制限されることを世界で初めて観測した。重い電...
単一原子のスピンのリアルタイム反転を観測(Quantum researchers observe real-time switching of the magnet in the heart of a single atom) 1700応用理学一般

単一原子のスピンのリアルタイム反転を観測(Quantum researchers observe real-time switching of the magnet in the heart of a single atom)

2025-08-28 デルフト工科大学(TU Delft)デルフト工科大学(TU Delft)の量子研究者は、単一原子の内部にある磁性がリアルタイムで切り替わる現象を世界で初めて観測しました。研究では、磁気モーメントを持つ原子(例:Ti-4...
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量子情報流を活用した「マクスウェルのデーモン」を実現~エネルギー効率に優れた量子制御の実現に向けて~ 1700応用理学一般

量子情報流を活用した「マクスウェルのデーモン」を実現~エネルギー効率に優れた量子制御の実現に向けて~

2025-08-28 東京大学東京大学とハーバード大学の研究チームは、シリコン空孔中心の電子スピン量子ビットに対して反復的な測定と高速フィードバック制御を行い、量子情報の「流れ」を活用して熱力学的エントロピーを減少させる「マクスウェルのデー...
電場で磁気テクスチャを誘導 (Steering magnetic textures with electric fields) 1700応用理学一般

電場で磁気テクスチャを誘導 (Steering magnetic textures with electric fields)

2025-06-16 スイス連邦・ポールシェラー研究所 (PSI)スイス・ポール・シェラー研究所(PSI)の研究チームは、磁気電気双極性材料Cu₂OSeO₃を用い、電場によってナノスケールの磁気構造(磁気テクスチャ)を自在に制御できることを...
水を吸って酸素がスイスイ動く?~次世代燃料電池を支える新しいセラミックスの秘密を解明~ 1700応用理学一般

水を吸って酸素がスイスイ動く?~次世代燃料電池を支える新しいセラミックスの秘密を解明~

2025-08-28 東京科学大学東京科学大学の八島正知教授らの国際共同研究チームは、新しいセラミック材料 Ba7Nb4MoO20 が水蒸気を吸収すると酸化物イオン(O2–)の移動が速まり、電気伝導度が大幅に向上する仕組みを原子レベルで解明...
分子の運命の赤い糸は、確かにそこにあった ― 分子界面に潜む「弱い結びつき」を電子共鳴で可視化 1700応用理学一般

分子の運命の赤い糸は、確かにそこにあった ― 分子界面に潜む「弱い結びつき」を電子共鳴で可視化

2025-08-28 分子科学研究所有機分子と無機材料の界面において、共有結合をともなわない「弱い相互作用」(ファンデルワールス相互作用)を、“電子的なつながり”として初めて直接的に捉えました。研究グループは、グラファイト面上に単層吸着させ...
Ga系近似結晶で巨大磁気熱量効果を観測~環境負荷の少ない次世代冷却技術に期待~ 1700応用理学一般

Ga系近似結晶で巨大磁気熱量効果を観測~環境負荷の少ない次世代冷却技術に期待~

2025-08-27 東京理科大学,科学技術振興機構東京理科大学の田村隆治教授らは、新手法「二重異原子価元素置換」を用いて Ga–Pt–Gd 近似結晶を基盤に Au を加えた四元系 Ga–Au–Pt–Gd 1/1 近似結晶を合成し、平均価電...
カゴメ金属における“電流の一方通行” 新原理を発見~ミクロな電流ループを活用した新しい量子的な整流効果~ 1700応用理学一般

カゴメ金属における“電流の一方通行” 新原理を発見~ミクロな電流ループを活用した新しい量子的な整流効果~

2025-08-26 名古屋大学名古屋大学、京都大学、東京大学の研究チームは、カゴメ格子構造を持つ金属で観測された新奇な整流効果の原理を解明した。カゴメ金属CsV₃Sb₅では、時間反転対称性が破れ、ナノスケールのループ電流が流れる「ループ電...
光と物質の相互作用における無秩序なエネルギーの克服(Overcoming Disordered Energy in Light-Matter Interactions) 1700応用理学一般

光と物質の相互作用における無秩序なエネルギーの克服(Overcoming Disordered Energy in Light-Matter Interactions)

2025-08-21 カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)カリフォルニア大学サンディエゴ校(UC San Diego)の研究チームは、光と物質の強結合によって形成される「ポラリトン」が、エネルギーの“ゆらぎ”や無秩序によって引き起こ...
新たな指標が山岳地帯の土壌浸食と植物多様性の予測を可能に(New Index Helps Scientists Predict Soil Erosion and Plant Diversity in Mountains) 1700応用理学一般

新たな指標が山岳地帯の土壌浸食と植物多様性の予測を可能に(New Index Helps Scientists Predict Soil Erosion and Plant Diversity in Mountains)

2025-08-19 中国科学院(CAS)中国科学院応用生態研究所の研究チームは、山岳地形の複雑さを定量化する新しい「地形複雑性指数(TCI)」を開発しました。TCIはフラクタル次元、エントロピー、粗さ、体積充填比、傾斜の5要素を統合し、デ...
レーザーを用いて振動を制御する新技術(Using lasers to control vibrations) 1700応用理学一般

レーザーを用いて振動を制御する新技術(Using lasers to control vibrations)

2025-08-11 イェール大学イェール大学のピーター・ラキッチ教授(応用物理学)が率いる研究チームは、レーザーを使って音の量子的振動(フォノン)を「量子基底状態」に冷却できる技術を開発しました。彼らが用いたのは、わずか10マイクログラム...
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