1304森林環境 胆振東部地震による高密度斜面崩壊で森林蒸発散が減少～洪水や土砂流出に注意～
2025-10-16 北海道大学北海道大学の研究チームは、2018年北海道胆振東部地震で多数の斜面崩壊が起きた森林流域において、蒸発散量が地震後に大幅減少したことを明らかにした。斜面崩壊で森林の37％が失われた地域を調査し、地震3〜4年後の...
2025-10-17
1304森林環境 
0502有機化学製品 パラゴムノキと近縁種5種のゲノム、プロテオーム、リピドーム解析～天然ゴムの品質や特性への新たな展開として～
2025-10-16 横浜市立大学Web要約 の発言：横浜市立大学・理研らの国際チームは、パラゴムノキ（RRIM600）の染色体レベルゲノムと近縁5種を比較し、ゲノム／プロテオーム／リピドームを統合解析。ヘベア属の進化でATP結合・加水分解...
1901環境保全計画 気候変動・統合評価モデル分野の未来を開く新提案～オープンで透明な国際比較研究の構築へ～
2025-10-16 東京大学京都大学、東京大学、IIASA（国際応用システム分析研究所）などの国際共同研究チームは、気候変動研究の中核である統合評価モデル（IAM）分野の新たな国際研究枠組みを提案した。従来、長期気候シナリオを作成する「モ...
0403電子応用 MRI技術を応用した量子技術開発：2D材料の応用研究（MRI technology inspires quantum advancement with 2D materials）
2025-08-27 パデュー大学Web要約 の発言：パデュー大学の研究チームは、MRIやNMR（核磁気共鳴）の原理を応用し、二次元材料上で単一原子スピンを検出・制御できる新しい量子センシング技術を開発した。従来のNMRは大量分子の平均的信...
1702地球物理及び地球化学 中世の津波が残したサンゴの化石から地域の地震履歴を解明（Coral skeletons left by a medieval tsunami whisper warning for Caribbean region）
202510-16 ワシントン大学（UW）Web要約 の発言：ワシントン大学主導の研究チームは、英領バージン諸島アネガダ島で見つかった巨大サンゴ骨格を解析し、1381～1391年にプエルトリコ海溝の巨大地震が津波を引き起こしたことを突き止め...
1701物理及び化学 銀河中心部のガンマ線過剰の謎に迫る新シミュレーション（Mysterious glow in Milky Way could be evidence of dark matter）
2025-10-16 ジョンズ・ホプキンス大学（JHU）ジョンズ・ホプキンス大学などの国際チームは、銀河系中心部で観測されるガンマ線の謎の発光が、暗黒物質の衝突によって生じた可能性を示す新しいシミュレーション結果を発表した。従来は中性子星の...
1702地球物理及び地球化学 古代地殻の磁場構造を解明する新解析（A new analysis could map the ancient history of Earth’s surface）
2025-10-13 イェール大学エール大学を中心とする国際研究チームは、約5億6500万年前の地球磁場異常を再解析し、古代地表の地磁気変動に秩序ある構造が存在したことを明らかにした。モロッコ・アンチアトラス山脈の火山層から高精度年代測定と...
1702地球物理及び地球化学 水資源枯渇の主因が気候ではなく人間活動であることを発見（Study finds humans outweigh climate in depleting Arizona’s water supply）
2025-10-16 アリゾナ大学アリゾナ大学の研究によると、ツーソン地域の帯水層は自然の気候変動よりも人間の地下水汲み上げによってはるかに早く枯渇していることが判明した。地球最終氷期以降2万年にわたる水位変動を同位体と化学マーカーで再構築...
1904環境影響評価 熱帯雨林が炭素吸収源から排出源へ転換（Tropical rainforest shifts from carbon sink to source）
2025-10-17 エディンバラ大学エディンバラ大学などの国際研究チームは、オーストラリア北東部の熱帯雨林で過去50年間の炭素収支を解析し、森林が炭素を吸収する「シンク」から排出する「ソース」へ転じたことを確認した。1971～2000年の...
1501生産マネジメント 製紙業界のエネルギー効率を向上させる新たな測定手法（The paper industry can become more energy-efficient with a new measurement method）
2025-10-16 リンショーピング大学リンシェーピン大学とスウェーデン環境保護庁は、製紙業界のエネルギー効率を公平に比較できる新しい計測・評価手法を開発した。パルプ製造、乾燥、溶解などの工程を標準化し、工場間の効率差を明確化することで、...
1702地球物理及び地球化学 土星の衛星タイタンで発見された新しい化学現象が生命誕生前の化学理解に挑戦（Unexpected discovery on Saturn’s moon challenges our view on chemistry before life emerged）
2025-10-16 チャルマース工科大学チャルマース工科大学とNASAの共同研究チームは、土星の衛星タイタン上で極低温環境下でも極性分子と非極性分子が混合可能であることを発見し、化学の基本原理「似たもの同士は混ざる（like dissol...
1702地球物理及び地球化学 急激に強まるエルニーニョ周期による「気候の鞭打ち効果」（Climate Whiplash Effects Due to Rapidly Intensifying El Nino Cycles）
2025-10-16 韓国基礎科学研究院（IBS）韓国・基礎科学研究院（IBS）の気候物理センターは、エルニーニョ現象の周期が近年急速に短縮しており、地球規模で「気候の鞭打ち効果（climate whiplash）」が強まっていることを報告...