2025-06-13 日産自動車
日産は電気自動車「リーフ」84台分の再生バッテリー(合計2.1MWh)をローマ・フィウミチーノ空港に設置し、同空港の排出ガスネットゼロ目標達成を支援している。この取り組みはEUイノベーションファンドの支援を受けた「Pioneer」プロジェクトの一環であり、空港のエネルギー消費が増加する夕方のピーク時間帯に蓄電池で電力を補う。空港全体では、55,000枚の太陽光パネルによる年間31GWhの発電と、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS:総容量10MWh)を組み合わせて運用。再生バッテリーは30kWhおよび40kWhで、安全・性能基準を満たし、6~7年の運用が見込まれる。日産は今後もリーフのバッテリー再利用を通じて持続可能な社会の構築を目指しており、プロジェクト終了後にはバッテリーのリサイクルも検討している。
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