核融合科学研究所

1700応用理学一般

ねじれた光で流れを測る~レーザー計測の新たな可能性を拓く~

2023-10-13 日本大学 プラズマから物質への粒子流の測定は,プラズマと物質の相互作用の観点から重要な課題となっています。一般的なレーザーでは,光が進行する方向に沿った粒子の速度しか測定できないため,例えば,核融合装置の炉壁に向かう粒...
2001原子炉システムの設計及び建設

アンカーやペグで基材にがっちり張り付くα-Al2O3被膜~核融合炉などの保護性被膜、剥がれにくくなるメカニズムを解明~

2023-08-24 東京工業大学 要点 α-Al2O3保護性被膜の組織に、被膜の成長を促す「酸素だけが通れるトンネル」構造が形成されることを発見。 被膜成長時にアンカーやペグに似た構造を形成することで、基材から剥がれにくくなるメカニズムを...
2001原子炉システムの設計及び建設

核融合炉の実現と展開を加速する高温超伝導・大電流導体の開発~ 将来の核融合炉と次世代の核融合実験装置に適用できる 安定で強い高温超伝導・大電流導体の開発に成功~

2023-08-18 核融合科学研究所 概要 磁場閉じ込め方式※1の核融合炉では、超伝導マグネットが作る強力な磁場によって1億度以上の超高温プラズマを閉じ込め、核融合反応を起こします。現在の実験装置に使われている超伝導マグネットは、液体ヘリ...
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1700応用理学一般

X線偏光で捉えた特異な量子干渉効果

2023-03-17 電気通信大学,東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構,筑波大学,核融合科学研究所 ポイント 世界有数の多価イオン実験装置と宇宙観測用最先端X線検出器との融合による新しい実験 原子物理の常識では無偏光であるは...
2001原子炉システムの設計及び建設

プラズマの複雑流動を単純計算で再現する~ 乱れによる熱の流れを予測する理論研究が大きく進展~

2023-03-17 核融合科学研究所,総合研究大学院大学,科学技術振興機構 概要 プラズマの揺らぎや乱流による熱の流れ(熱輸送)を高精度かつ高速に計算することは、核融合炉の性能予測と制御に関わる物理メカニズムの解明において重要な課題です。...
1701物理及び化学

世界初! AIが描く 天の川銀河のガス雲分布:約14万個の「星の誕生候補地」を推定

2023-01-27 大阪公立大学,東京大学大学院理学系研究科,核融合科学研究所,福井工業大学,理化学研究所,国立天文台 ポイント 国立天文台野辺山45m宇宙電波望遠鏡によって取得された一酸化炭素分子データを用いて、約14万個の星間分子ガス...
0110情報・精密機器

プラズマと半導体材料の相互作用を活用して 高機能な発光デバイスを実現~核融合科学と光工学の分野融合、核融合技術を応用展開~

2023-01-10 核融合科学研究所,北海学園大学,名古屋大学 概要 自然科学研究機構 核融合科学研究所の上原日和助教、シーチュエンCOE研究員、安原亮准教授らの研究グループは、北海学園大学の藤原英樹教授、名古屋大学の大野哲靖教授、田中宏...
2001原子炉システムの設計及び建設

液体金属スズで構造を保護する核融合炉機器の開発に見通し~高温の液体金属スズによる材料腐食のメカニズムと対処法を解明~

2022-12-05 東京工業大学 要点 将来の核融合炉の先進的受熱機器である液体金属スズダイバータ開発に見通し 600℃の液体金属スズ中での核融合炉構造材の腐食メカニズムを解明 鉄やクロムの酸化物焼結体が液体金属スズに対して優れた耐食性を...
2001原子炉システムの設計及び建設

核融合プラズマへの燃料供給ペレット周辺の極限状況下に現れる”揺らぎ”構造の発見~核融合炉の持続的燃焼の制御向上への貢献に期待~

2022-09-30 京都大学,核融合科学研究所 夜空にきらめく星々、それらは核融合エネルギーによって輝いています。エネルギー問題を恒久的に解決するため、太陽や星々が何十億年も輝き続けるエネルギー源を地上に実現する、核融合発電の研究が進展し...
2001原子炉システムの設計及び建設

波がプラズマの熱を運ぶプロセスを世界で初めて観測~核融合プラズマの自己加熱の研究が大幅に進展~

2022-09-29 核融合科学研究所,東北大学 概要 核融合発電では、高温のプラズマ※1中の核融合反応で発生した高エネルギー粒子がプラズマを加熱して、更なる核融合反応を促進させることが不可欠です。このプラズマの自己加熱のためには、高エネル...
1700応用理学一般

レーザーで創るミニチュア宇宙~ レーザープラズマ中の磁気リコネクションにおける電子アウトフローを世界初計測~

2022-07-01 核融合科学研究所 大阪大学大学院工学研究科の境健太郎さん(博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC1)と蔵満康浩教授(レーザー科学研究所兼任)、自然科学研究機構核融合科学研究所の森高外征雄助教らの研究グループは、大阪...
2001原子炉システムの設計及び建設

高速で移動するプラズマ乱流を世界で初めて発見~核融合プラズマの乱流の理解に新たな知見~

英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に論文掲載 2022-05-19 核融合科学研究所 概要 核融合発電の実現には、高温のプラズマを磁場で安定に閉じ込めることが必要です。しかし、プラズマ中に発生する乱流※1によってプラズマの温度が下が...
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