トポロジカル絶縁体

1700応用理学一般

光に操られるスピンの超高速な動きを可視化する装置を開発~スピン流が光で発生する瞬間を捉えた~

2023-08-08 東京大学,広島大学 発表のポイント 物質に光を照射した際に電子が持つスピン(最も小さな磁気)の向きと運動量が、10兆分の1秒スケールという超高速で変化する様子を可視化する装置を開発した。 本装置をトポロジカル絶縁体に適...
1700応用理学一般

有機物質で初めてのトポロジカル絶縁体を発見~外場制御の容易な新しい有機エレクトロニクス材料の開拓へ~

2023-04-20 東京大学,大阪大学 発表のポイント これまで実現困難と考えられてきた有機物質を使ったトポロジカル絶縁体を発見しました。 本物質は、巨大な負の磁気抵抗や電場による電子状態のスイッチングなど、通常のトポロジカル絶縁体にはな...
0403電子応用

新しい量子テストベッドを原子1個分ずつ構築(Scientists construct novel quantum testbed one atom at a time)

原子レベルの精度で、電子を全く新しい方法で操作するテストベッドを構築し、量子コンピューティングへの応用を実現したのです。 With atomic precision, scientists built a testbed to manipu...
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0500化学一般

コロンビア大学工学部主導で、世界最長、高導電性の分子ナノワイヤーを開発(Led by Columbia Engineering, Researchers Build Longest, Highly Conductive Molecular Nanowire)

長さ2.6nmの単一分子ワイヤーは準金属的な性質を持ち、ワイヤーを長くするとコンダクタンスが異常に増大することが判明、その優れた伝導性は分子エレクトロニクス分野で大きな期待が寄せられている。 A 2.6nm-long single mole...
1700応用理学一般

量子物質中の磁気的挙動を制御する「つまみ」を発見(Scientists find ‘knob’ to control magnetic behavior in quantum material)

2022-04-11 ペンシルベニア州立大学(PennState) ・ペンシルベニア州立大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校が率いる研究者たちは、有望な量子材料の1つである磁気的挙動を制御する新しい「つまみ」を発見し、新規かつ効率的で超高...
1700応用理学一般

非線形量子電磁力学を実験室でエミュレートする方法を発見(Physicists discover method for emulating nonlinear quantum electrodynamics in a laboratory setting)

2022-03-03 パデュー大学 ・光線の衝突や干渉は、フィクションの中や巨大な磁場や電場のある場所で起こるもので、自然界では中性子星のような巨大天体の近くでのみ起こる ・パデュー大学理学部物理学・天文学教授のユリ・リャンダ・ゲラーは、オ...
1701物理及び化学

二次元ディラック電子の量子異常を実証~トポロジカル絶縁体表面での半整数量子ホール効果を観測~

トポロジカル絶縁体と磁性トポロジカル絶縁体の積層薄膜において、半整数(1/2)に量子化されたホール伝導度を観測しました。トポロジカル絶縁体表面に存在する単一の二次元ディラック電子に関する量子異常を反映したもので、今後、単一ディラック電子を利用したさらなる基礎物理研究の展開が期待できます。
1701物理及び化学

塩の結晶の角が分数電荷を持つことを理論的に解明~身近な結晶に潜むトポロジカルな性質の発見~

塩化ナトリウムの結晶の角に電気素量の1/8の大きさの電荷が分布することを理論的に解明しました。最も単純で身近なイオン結晶の一つである塩化ナトリウムの結晶の、これまで知られていなかった電気的性質を発見しました。塩化ナトリウムに限らず他のイオン結晶も同様に、角や表面に局在した電荷を持つことを示唆するため、産業・工業的応用上のさまざまな場面におけるインパクトが期待されます。
0403電子応用

トポロジカル絶縁体と磁気トンネル接合を集積した 次世代不揮発性メモリー SOT-MRAMの実証に成功

トポロジカル絶縁体と磁気トンネル接合(MTJ)を集積したスピン軌道トルク磁気抵抗メモリー(SOT-MRAM)素子の作製と、比較的高いトンネル磁気抵抗効果による読み出しおよびトポロジカル絶縁体による低電流密度の書き込みの実証に成功した。
1701物理及び化学

電子が動くことのできない磁性絶縁体における マグノンの表面状態と新規輸送現象を理論的に解明

マグノンの波動関数の非自明なトポロジーに由来して、質量をもたないディラック粒子のような分散を持つマグノンが表面に現れる磁性体模型を理論的に提案し、ファンデルワールス磁性体CrI3で実現することを指摘しました。スピンに関する磁気的な対称性だけでなく、結晶の空間的な対称性も組み合わせた対称性により、このトポロジカルマグノン結晶絶縁体が自然に実現します。
1700応用理学一般

新奇な磁性トポロジカル絶縁体ヘテロ構造の作成に成功~磁性とトポロジカル物性の協奏現象に新たな知見~

2020-10-08 東京工業大学,分子科学研究所,広島大学,日本原子力研究開発機構,東京大学 大学院工学系研究科,高エネルギー加速器研究機構,筑波大学 【発表のポイント】 トポロジカル絶縁体の表面付近に複数の磁性層を埋め込むことに成功 ト...
0403電子応用

トポロジカル物質で超伝導ダイオードを実現 ~トポロジカル超伝導体の電子状態解明に向けて~

トポロジカル絶縁体表面状態と超伝導が共存しているFeTeとBi2Te3の積層界面に着目。超伝導界面と平行に磁場を加えて抵抗を測定、部分的に超伝導が発現し、電流の方向に依存して抵抗が変化する整流効果(ダイオード効果)が現れることが分かった。
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