物質・材料研究機構

1700応用理学一般

最先端の永久磁石材料内部の微小磁石の振舞いを3次元で透視~超高性能磁石開発に向けた保磁力メカニズム解明に一歩前進~

2022-08-23 物質・材料研究機構 これまで磁石内部に存在する磁区構造を3次元で見ることはできませんでしたが、SPring-8で開発された硬X線磁気トモグラフィー法を用いて、磁石材料内部の磁区構造の外部磁場に対する振舞いを3次元的に可...
0403電子応用

IoT機器駆動に向けた微細化熱電素子を開発~半導体微細加工でIoT機器駆動に必要な0.5 Vの壁を克服~

2022-06-23 物質・材料研究機構,産業技術総合研究所,筑波大学 NIMS、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人筑波大学の研究グループは、熱電変換物質の薄膜試料に半導体微細加工を施すことにより、多数のπ接合からなる熱電素子...
0705金属加工

レーザ方式の粉末3Dプリンタでニッケル単結晶の造形に成功~普及率が高い造形方法で航空機エンジンの耐熱材料部品の開発を加速~

2022-06-22 物質・材料研究機構,大阪大学 NIMSと国立大学法人大阪大学大学院工学研究科は、照射面強度分布が均一でビーム半径が大きいレーザを、ニッケル粉末に照射することにより、欠陥が少なく、結晶の方向がそろった単結晶を造形すること...
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0501セラミックス及び無機化学製品

白い鉄錆で安全にUVカット~酸化チタンを代替する日焼け止めクリーム素材として期待~

2022-06-21 物質・材料研究機構,北海道大学,広島大学 NIMS、北海道大学、および広島大学からなる研究チームは、紫外線を吸収する無色の二核鉄イオンを多孔質シリカで安定化させた酸化鉄系材料を開発しました。 概要 国立研究開発法人物質...
0403電子応用

有機トラジスタを流れる電子の可視化に成功~負性抵抗の起源を探る~

2022-06-03 物質・材料研究機構 室温で桁違いに大きなドレイン電流の増減現象 (負性抵抗) を示す有機pn接合トランジスタの負性抵抗の起源について、光電子顕微鏡による“伝導電子を可視化”する技術により明らかにしました。トランジスタが...
0501セラミックス及び無機化学製品

全身孔あきで極薄の炭素シート合成に成功~電極触媒や二次電池などエネルギー変換・貯蔵材料への応用に期待~

2022-06-03 物質・材料研究機構,早稲田大学 NIMSや学校法人早稲田大学を中心とした国際共同研究チームは、これまで細孔をあけることが難しかった炭素ナノシートに無数の孔をあける手法を開発し、多孔性炭素ナノシートの合成に成功しました。...
1700応用理学一般

2次元結晶の積層構造由来の電気分極を反映した光起電力応答を発見~2次元物質の積層自由度を用いた新たな機能性の可能性~

2022-05-30 東京大学 1.発表のポイント: ◆積層方向に電気分極(注1)を持つような特徴的積層構造を持つ2次元結晶(注2)において、大きな光起電力効果(注3)が室温で生じることを発見した。 ◆分極を持たない単層試料や別の積層構造を...
0704表面技術

GaN各表面での酸化反応のリアルタイム観測と分子動力学計算による解析

2022-04-11 物質・材料研究機構 GaN各表面に種々の酸化ガスを照射しながらの光電子分光測定と理論計算の両面からGaN表面酸化ダイナミックスを検討した。GaN 縦型MOSパワーデバイスのチャネルとなるm面で強く酸化されること、アルミ...
0505化学装置及び設備

磁化サイクルを繰り返しても歪まない磁気冷凍材料を開発~安定に繰り返し使用可能な水素液化システム構築へ~

2022-04-01 物質・材料研究機構,科学技術振興機構,東北大学,高輝度光科学研究センター 1.物質・材料研究機構(NIMS)は東北大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)と共同で、水素の液化に必要な全温度範囲(77~20ケルビン)...
0505化学装置及び設備

自動実験ロボットとデータ科学の連携により リチウム空気電池のサイクル寿命を向上する電解液の開発に成功

2022-03-23 物質・材料研究機構,科学技術振興機構 1.物質・材料研究機構(以下「NIMS」)は、独自に開発した電気化学自動実験ロボットとデータ科学的手法を組み合わせた新しい材料探索手法を確立しました。本手法をリチウム空気電池用電解...
0500化学一般

人工知能で蛍光有機分子を開発~複雑な現象を示す機能性分子の開発に貢献~

量子化学計算を用いて蛍光有機分子をゼロから設計する人工知能(AI)を開発し、AIが考案した蛍光有機分子を実際に合成することに世界で初めて成功しました。
0403電子応用

有機トランジスタの集積課題を克服~複数の論理演算回路を単一素子で実現~

アンチ・アンバイポーラトランジスタと呼ばれる特殊な有機トランジスタを用い、5つの2入力論理演算回路 (AND, OR, NAND, NOR, XOR) を単一トランジスタで実証することに成功しました。2つの入力電圧を調整することで種々の論理演算回路を電気的に切り替えられるため、再構成可能な論理演算回路として利用できます。
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