東京大学

0500化学一般

「会合比はいくつか?」~1884年のファントホッフの手法が現代化学の難題の解法に~

2023-12-21 東京大学 池本 晃喜(化学専攻 准教授) 磯部 寛之(化学専攻 教授) 発表のポイント 複数の分子が弱い相互作用により会合する超分子錯体が、どのような会合比から出来ているのかを解明する手法を開拓しました。1884年にフ...
1504数理・情報

微小な識別子マテリアルの計算論的デザイン手法を開発~ミクロなバーコード生成から細胞のマルチモーダル情報統合へ~

2023-12-22 東京大学,理化学研究所 発表のポイント 顕微鏡やDNAシークエンサーから生まれる大量の分子・細胞計測データから、特定の対象を識別するための微小な識別子マテリアルを、計算論的デザインを通じて実現しました。 実データのシミ...
0110情報・精密機器

高速度撮影の時間スケールをつなぐ光学技術を開発~電気的撮影法と光学的撮影法の谷間であるナノ秒撮影問題を解決~

2023-12-21 東京大学 発表のポイント ◆ 色の異なる光パルス列をナノ秒間隔で生成する精密な光学システムを開発し超高速撮影を行うことで、従来の高速度撮影法が抱えていたナノ秒撮影問題を解決しました。 ◆ 実証例として、細胞中を伝播する...
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0110情報・精密機器

宇宙X線を捉える大型ミラーの製造技術を確立~精密電鋳法の開発によりミラーの高精度化に成功~

2023-12-14 東京大学,名古屋大学,夏目光学株式会社 発表のポイント X線望遠鏡用のミラーを、従来よりも高精度に、かつ効率的に作製する技術を開発しました。 電鋳法において、ミラーに生じる欠陥の有効な防止方法を発見したことで、大きなミ...
1700応用理学一般

因果律の壁を越える!次世代量子バッテリーへの挑戦~不確定因果順序が拓く新境地:充電のパラダイムシフトを実証~

2023-12-14 東京大学 重ね合わせの原理や量子もつれなどの性質を利用したエネルギー貯蔵における最先端の研究として、量子バッテリーは現在注目を集めています。しかし、従来のバッテリーと同様に、量子バッテリーの性能にも限界があり、これは量...
1700応用理学一般

スピンを薄めることで巨大な磁場応答を実現~反強磁性スピントロニクスへの応用に期待~

2023-12-14 東京大学 発表のポイント 反強磁性スピンの密度を下げることで巨大な磁場応答を得ることに成功しました。 希釈によるスピン異方性の制御を理論的に解明し実験的に実証しました。 反強磁性体を用いたスピントロニクスにおける効率的...
1700応用理学一般

ナノ半導体界面でのエネルギー共鳴現象を発見~異次元ヘテロ構造を用いた半導体デバイスへの応用に期待~

2023-12-15 理化学研究所,筑波大学,東京大学,慶應義塾大学 理化学研究所(理研)開拓研究本部 加藤ナノ量子フォトニクス研究室の方 楠 基礎科学特別研究員(研究当時、現 客員研究員)、加藤 雄一郎 主任研究員(光量子工学研究センター...
0703金属材料

新型電子顕微鏡で鉄鋼粒界の特異な原子配列を発見 ~高性能鉄鋼材料の開発を加速~

2023-12-06 東京大学 発表のポイント ◆ 新開発の原子分解能磁場フリー電子顕微鏡を用いて、従来観察が極めて困難であった鉄鋼粒界の原子直接観察に成功した。 ◆ 観察結果と理論計算を組み合わせることで、粒界の原子配列は単純な周期をもた...
1700応用理学一般

幻の素粒子”マヨラナ粒子”の 量子テレポーテーション現象を解明 ~トポロジカル量子コンピューターの実現へ道~

2023-12-06 大阪大学,東京大学,学習院大学,科学技術振興機構 ポイント マヨラナ粒子はいまだ実存証明されていない素粒子ですが、特殊な磁性絶縁体中では、強い量子もつれ状態として実現することが予言されていたものの、それを実験で測定する...
1702地球物理及び地球化学

猛暑発生時の地上高温に対する地球温暖化の寄与を初めて評価~2022年初夏の猛暑に対する温暖化影響には地域差があった~

2023-12-01 海洋研究開発機構,東京大学,気象庁気象研究所 (一財)気象業務支援センター 1. 発表のポイント 2022年6月下旬から7月初めにかけて発生した高温について、人為起源の地球温暖化の影響を評価するイベントアトリビューショ...
1701物理及び化学

共鳴し合う6つ子の惑星を発見 ~全ての隣り合う惑星の公転周期が尽数関係を持つ惑星系HD 110067~

2023-11-30 東京大学,アストロバイオロジーセンター,科学技術振興機構 発表のポイント 宇宙望遠鏡と地上望遠鏡による世界的な連携観測によって、太陽系から約100光年離れた恒星HD 110067の周りで6つのトランジット惑星を発見した...
1700応用理学一般

対称性の下での量子擬似ランダム性の振る舞いを解明~より効率的な量子情報処理手法の開発に向けて~

2023-11-28 東京大学 発表のポイント ◆ 量子情報処理の多くに不可欠である量子擬似ランダム性が、物理学における中心的概念の1つである対称性によって受ける影響を世界で初めて解明した。 ◆ 対称性を満たす量子擬似ランダム性を効率的に生...
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