国立天文台

1701物理及び化学

合体するブラックホールからの電磁放射モデルの構築

2023-06-14 国立天文台 現在、隔週程度の頻度で重力波観測により発見されているブラックホールの合体は、天文学・物理学の進展の手掛かりとして最も注目されている現象の一つです。一方でこれらのブラックホールが、宇宙のどこでどのようにして対...
1701物理及び化学

衝突早期の銀河団で淡く広がった電波放射を発見

2023-06-15 国立天文台 CIZA1359の電波強度分布。黒の線は、広がった放射を強調したuGMRTでの観測による電波強度分布を示している。白はX線天文衛星「すざく」によるX線表面輝度分布、赤は「XMM-ニュートン」による高温領域を...
1701物理及び化学

プラズマの放射冷却で探るM87ジェットの磁場強度

2023-06-08 国立天文台 韓国天文研究院、工学院大学、国立天文台などからなる研究チームは、日韓合同VLBI観測網を用いて楕円銀河M87の巨大ブラックホールから噴出するジェットを詳しく観測しました。複数の周波数帯を用いることでジェット...
ad
1701物理及び化学

宇宙初代の巨大質量星の明確な痕跡を発見

2023-06-07 国立天文台 巨大質量星の痕跡を初めて明確に示した天体「LAMOST J101051.9+235850.2」の可視光線画像(スローン・デジタル・スカイ・サーベイの画像から作成)。しし座の方向、地球から約3000光年の距離...
0300航空・宇宙一般

論文解説 はやぶさ2 LIDARで地球から探査機までを遠距離測定

2023-06-02 国立天文台 RISE月惑星探査プロジェクト 探査機「はやぶさ2」に搭載されたレーザ高度計LIDARをレーザ中継器として使って約600万kmの距離を測定したという論文が国際誌に出版されました。 地上→探査機方向(往路)の...
1701物理及び化学

星屑を再利用して成長を続ける太古の巨大銀河

2023-05-31 国立天文台 銀河で生まれた星の一部は超新星爆発を起こし、その残骸を膨大なエネルギーとともに銀河の外へ放出しますが、この残骸は再び銀河へと舞い戻り、次世代の星の新たな糧となります。今回すばる望遠鏡とケック望遠鏡が、この星...
1701物理及び化学

KAGONMAプロジェクト:アンモニア分子の広域観測でさぐる星間ガス雲の温度分布と星形

2023-05-26 国立天文台 【 概要 】 名古屋市科学館の河野樹人 学芸員、鹿児島大学、ノースウェスト大学 (南アフリカ)、国立天文台、名古屋大学などのメンバーからなる国際研究チームは、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、天の川のわし座と...
1701物理及び化学

X線連星から噴き出す宇宙ジェットはパワフルな宇宙のお掃除屋さん:宇宙ジェットで掃き集められた分子雲を新発見

2023-05-18 国立天文台 概要: 鹿児島大学理工学研究科天の川銀河研究センター所属の酒見はる香研究員と国立天文台、名古屋大学からなる研究チームは、野辺山45m電波望遠鏡とASTE望遠鏡を用いた観測によりX線連星SS433から噴出する...
1701物理及び化学

Ia型超新星からの電波を初検出

2023-05-18 国立天文台 伴星から流れ出すヘリウムが主成分の物質が、白色矮星に降着する様子の想像図。大量の物質が伴星から流れ出し、星周物質が作られる。その中で白色矮星が爆発すると、強い電波が放射される。(クレジット:Adam Mak...
1702地球物理及び地球化学

天文学的要因が左右する更新世前期の地球の気候と氷床量変動

2023-05-15 東京大学,海洋研究開発機構,国立天文台,国立極地研究所 発表のポイント ♦約160-120万年前の氷期・間氷期サイクルは4万年周期であり、現在の10万年周期と大きく異なっていた。その様子が数値的な気候モデルを使ったシミ...
1701物理及び化学

小マゼラン雲にホットコアを初検出~遥か昔の宇宙における物質の化学進化に迫る~

2023-05-11 国立天文台 新潟大学自然科学系(理学部)の下西隆准教授、東京工業大学の田中圭助教、バージニア大学のYichen Zhang研究員、国立天文台の古家健次特任助教の国際共同研究チームは、アルマ望遠鏡注1を用いて、地球から約...
1701物理及び化学

恒星のスーパーフレアに伴う、超高速プロミネンスの噴出を検出

2023-04-28 国立天文台 オリオン座V1355星で発生したフーパーフレアと巨大プロミネンス噴出の想像図。(クレジット:国立天文台) オリジナルサイズ(2.2MB) 恒星表面の大規模な爆発現象であるスーパーフレアに伴って噴出したプロミ...
ad
タイトルとURLをコピーしました