1803生物環境工学一覧

シロアリの兵隊分化の鍵遺伝子を発見(富山大学との共同研究成果)

次世代 DNA シーケンサー(大規模塩基配列解読装置)とよばれる技術を用いて、原始的なシロアリ(ネバダオオシロアリ)の兵隊が分化する際に働く遺伝子を網羅的に解析。その結果、動物で保存されている細胞増殖経路(TGFβ シグナル)に関係する遺伝子が、兵隊への脱皮と武器の形成に重要な働きをもつことが明らかになりました。

コウモリが互いの超音波の周波数を変えて混信を回避することを発見

複数のコウモリにテレメトリマイクロホンを搭載し、飛び交うそれぞれのコウモリが発する音声を分離して計測するシステムを開発し、コウモリが集団で飛行する際、発声する超音波の周波数を互いに調整し合うことで混信を回避していることを発見しました。

オスを抹殺する細菌にあらがう昆虫:抵抗性進化を観測

カオマダラクサカゲロウという昆虫の一種に“オス殺し細菌”スピロ プラズマが高頻度で感染しており,オスが極端に少ないことを明らかにしました.さらにその 5 年後に再度調査を行ったところ,クサカゲロウがオス殺しに対する遺伝的抵抗性を迅速に進化させたために,野外集団のオスが復活したことをつきとめました.