緑のワークショップ

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UR都市機構

既存樹木に恵まれた建替団地などでは、居住者や地域の方々の思いを活かしながら、緑を受け継いでいく「緑のワークショップ」を開催しています。緑以外にも、防災をテーマに、地域の人々を交えた「公園づくりワークショップ」や、アートをテーマとしたワークショップも行いました。

自然観察会などのイベントや、屋外空間の維持・管理への居住者参加も、団地や地域の自然に対する理解を深めるきっかけとなっています。

○『ワークショップ』とはなんだろう?

ワークショップとは、まちづくりにおいて一般に「地域に関わる多様な立場の人々が参加し、各種の協同作業を通じて信頼関係を構築しながら、計画作りを進めていく方法」のことです。

○多摩平の森での『花森クラブ』

東京都西部に位置する多摩平団地では、建替事業着手において「緑の継承と育成」をテーマに掲げ「緑のワークショップ」に取り組みました。

多摩平団地には、当初の団地建設以前から残る約1haの既存樹林である「多摩平の森」があります。まず最初は、多摩平団地全体の緑のあり方とこの団地のシンボルである多摩平の森を中心に話し合いを行いました。つづいて、建替後に計画されているプレイガーデンの共同花壇を想定した実験花壇による管理運営体験を行った。その活動を継続する形で「花守りクラブ」が結成され、自主的な管理・運営を通じ、共同花壇にかかる機構へのプラン提示などがなされた。

これらの成果を踏まえ、多摩平の森における住民参加の森づくりのあり方、取組内容、具体的な活動形態について検討がなされ、「森守りクラブ」が設置された。これら二つの住民参加の組織は、それぞれ、活動したのち、自主管理組織「花森クラブ」としてより充実した活動を行っている。

緑のワークショップの様子(写真)

緑のワークショップの様子 多摩平の森(東京都日野市)

○下鶴間ライラック通り防災公園ワークショップ

コンフォール鶴間ライラック通りは、神奈川県大和市に位置する大規模工場跡地を商業施設や住宅として複合的な土地利用転換を図った事業で、大和市と連携した災害に強い街づくりを目指した防災プロジェクトです。

阪神・淡路大震災では、市街地の身近な公園が災害時に一時的な避難場所など、様々な機能を果たしており、地域の住民が公園づくりに参加し、管理運営に関わっている公園ほど、緊急事態に対応できるのではと考え、防災公園ワークショップを開催しました。そして、ワークショップでみんなの想いがまとめられた公園が大和市の公園として開園し、ワークショップ参加者以外の人にも防災機能などを知ってもらうために開いたオープニングセレモニーには、約600人もの人々が集まりました。

コンフォール鶴間ライラック通り(写真)

コンフォール鶴間ライラック通り(神奈川県大和市)

下鶴間ライラック通り防災公園ワークショップの流れ

下鶴間ライラック通り防災公園ワークショップの流れ(参考図)

○『住塚』アートワークショップ

埼玉県鳩ヶ谷市にある東鳩ヶ谷団地には、世界的な彫刻家流政之氏がデザインしたストリートファニチュア(ベンチ・水飲み等)が設置されていた。当団地の建替えにあたって、アートをテーマとしてコミュニティや地域資源の継承を図るというコンセプトに流氏が共鳴し「住塚」が発想された。

「住塚」の制作に合わせ、居住者や地域の方にアートを理解し愛着を持ってもらうためにワークショップを開催したものです。日本のパブリックアートの変遷を知り、思い出の品を持ち寄り「住塚」づくりに参加してもらいました。

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