「こうのとり」7号機に搭載した生鮮食品について

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国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

9月23日に打ち上げ、28日に国際宇宙ステーション(ISS)に結合した「こうのとり」7号機によって、以下の生鮮食品をISSに搭乗する宇宙飛行士へ届けましたので、お知らせいたします。
また、ISSに到着した模様を収めた動画を公開いたします。

生産地 品目 梱包後 梱包前
北海道 『玉ねぎ』

※「こうのとり」
6号機に続き
2回目の搭載

宮城県 『パプリカ』

※今回初搭載

岡山県 『シャイン
マスカット』※今回初搭載
愛媛県 『温州みかん』

※「こうのとり」
6号機に続き
2回目の搭載

佐賀県 『温州みかん』

※「こうのとり」
6号機に続き
2回目の搭載

セリーナ・オナン・チャンセラー飛行士と「こうのとり」7号機搭載生鮮食品

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=H1TGfjcDgIs&feature=youtu.be

 

参考:生鮮食品の「こうのとり」への搭載経緯等について
1.「こうのとり」への生鮮食品搭載の目的

ISS計画では、補給船を保有する国が分担してISSに長期滞在する宇宙飛行士に生鮮食品(果物及び野菜。以下同じ)を届けています。JAXAでは、国産生鮮食品を調達し、「こうのとり」でISSに輸送、宇宙飛行士に提供することにより、宇宙飛行士が抱える長期宇宙滞在による様々なストレスを緩和し、パフォーマンスの向上に繋げたいと考えています。
また、併せて、“食”という身近なテーマを通じてISS/宇宙飛行士の活動を多くの人に身近な存在として認識いただくとともに、「こうのとり」ならではの国産生鮮食品の輸送を生鮮食品の産地の皆さまとともにアピールすることにより、ISSプログラムにおける日本のプレゼンスが向上することを期待しています。

2.選定方法

都道府県農林水産省担当者連絡協議会を通じて全国の都道府県に、生鮮食品に関する情報提供(特産、収穫の時期等)を依頼し、24都道府県から124食品の情報提供を受けました。
提供された情報を元に、調達可能時期と打上げ時期が合うこと、調理性、保存性、衛生性、安全性、食品残さ、搭載量の制約等の技術的要件から候補品を複数選定のうえ、味(官能評価)を評価し、選定委員会にて選定を行いました。

※ 搭載する生鮮食品の技術的要件

・ 調理性:生食が可能なこと

・ 保存性:常温(22°C)で4週間以上の保存が可能なこと

・ 衛生性:除菌後、一般生菌数が10,000CFU/g以下であること

・ 安全性:種子を食べる食品でないこと
喫食の際著しい果汁の飛散が無いこと
アレルギー等の表示対象食品でないこと

・ 食品残渣:喫食後の食品残渣が極力少ないこと

・ 搭載量の制約:規定のスペースに搭載可能であること

・ 調達時期:保存試験の実施を考慮し、8月下旬に調達が可能な食品であること

3.搭載された生鮮食品に関する連絡先

各道府県までお問い合わせください。

  • 北海道農政部生産振興局農産振興課園芸グループ
  • 宮城県農林水産部 園芸振興室 先進的園芸推進班
  • 岡山県農林水産部農産課
  • 愛媛県営業本部
  • 佐賀県流通・通商課
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