小型ロケットSS-5205号機の打上げを実施します

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経済産業省からの委託によりJAXAが開発した小型ロケットSS-520 5号機について、本年2月3日(土曜日)にJAXA内之浦宇宙空間観測所の射場から打ち上げられることが決定しました。

1.趣旨

経済産業省では、超小型衛星の需要増加を見据え、我が国の民生部品・技術等を活用した価格競争力のある小型ロケット・超小型衛星等を開発することを目的として、宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証)を実施しています。

本事業の一環として、JAXAは、当初、昨年12月にSS-520 5号機の打上げを予定していましたが、射場での点検作業時に、SS-520 5号機の搭載部品の一部に不具合が確認されたため、打上げが延期され、原因究明と対策が行われておりました。

このたび、対策が完了し、本年2月3日(土曜日)にJAXA内之浦宇宙空間観測所の射場から打ち上げることが決定しましたのでお知らせいたします。

なお、SS-520 5号機には、同じく本事業により東京大学が開発した超小型衛星TRICOM-1R(トリコム-ワンアール)を搭載することとしています。

2.スケジュール(予定)

〔日時〕平成30年2月3日(土曜日)14時00分~14時20分(日本標準時)
※予備期間:平成30年2月4日(日曜日)~平成30年2月12日(月曜日)
〔場所〕JAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13)

【SS-5205号機主要諸元】〔全長〕9.54m 〔直径〕0.52m(代表径)〔全備重量〕2.6ton 〔燃料〕固体燃料〔段構成〕3段式〔打上げ能力〕低軌道に4kg以上〔打上げ場所〕内之浦宇宙空間観測所〔打上げ方式〕ランチャ滑走方式(吊下げ式) ※写真は、SS-5204号機のもの

【TRICOM-1R(トリコム-ワンアール)主要諸元】〔概要〕超小型衛星〔寸法〕116mm×116mm×346mm(アンテナ部分除く)〔重量〕約3kg 〔軌道〕近地点180km×遠地点1,500kmの楕円軌道〔傾斜角〕31度〔ミッション〕地球を周回しながら、地上端末から送られるデータを収集し、衛星が管制局上空にきた時にコマンドにより地上局にデータを転送するミッションや、搭載したカメラを用いた地球撮像ミッション、また、打上げ・軌道投入後ただちに自律的に地球撮像を実施して、地上との最初の通信で観測データを地上へ送る即時観測ミッションを行う予定

 

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担当

製造産業局 宇宙産業室長 靏田(つるだ)
担当者:國澤、篠原、木村

公表日

平成30年1月19日(金)

 

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