四国地域の活断層の地域評価

ad

 

平成29年12月19日地震調査研究推進本部

活断層の地域評価とは・・・

 地震調査研究推進本部では、社会的・経済的に大きな影響を与えると考えられ、マグニチュード(M7)以上の地震を引き起こす可能性のある主要活断層帯(基盤的調査観測の対象活断層帯)について、個別に長期評価を行ってきました。
しかし近年、M7未満の地震や主要活断層帯以外の地震によっても被害が生じていることから、ある地域の地震危険度を検討するためには、個別の活断層を評価するだけでなく、その周囲の活断層も含めて総合的に評価する必要があることが明らかになってきました。

これを受けて、地震調査研究推進本部では、
・対象地域に分布する活断層で発生する地震を総合的に評価する「地域評価」の導入
・評価対象とする活断層の見直し
・地表の長さが短い活断層における、地質や地球物理学的情報を用いた地下の震源断層の位置・形状(長さなど)の評価等を含めた新たな評価手法をとりまとめました(活断層の長期評価手法(暫定版)(平成22年11月25日))。

 こうした新たな評価手法に基づき、陸域及び沿岸海域に分布し、M6.8以上の地震を引き起こす可能性のある活断層について、対象とする地域ごとに総合的に評価したものを「活断層の地域評価」と呼んでいます。

○四国地域の活断層の長期評価

四国地域(評価対象全域)において詳細な評価の対象とする活断層、ずれの向きと種類及び被害地震の震央
四国地域(評価対象地域)において評価対象とした活断層の分布
1-1:中央構造線断層帯(①金剛山地東縁区間)※ 1-8:中央構造線断層帯(⑧石鎚山脈北縁西部区間)
1-2:中央構造線断層帯(②五条谷区間)※ 1-9:中央構造線断層帯(⑨伊予灘区間)
1-3:中央構造線断層帯(③根来区間)※ 1-10:中央構造線断層帯(⑩豊予海峡-由布院区間)※
1-4:中央構造線断層帯(④紀淡海峡-鳴門海峡区間)※ 2:長尾断層帯
1-5:中央構造線断層帯(⑤讃岐山脈南縁東部区間) 3:上法軍寺断層
1-6:中央構造線断層帯(⑥讃岐山脈南縁西部区間) 4:上浦-西月ノ宮断層
1-7:中央構造線断層帯(⑦石鎚山脈北縁区間) 5:綱附森断層
※を付した活断層(区間)は四国地域の評価対象から除く。

報告書全文は以下から

http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/shikoku-detail/

ad

1703地質
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました